サーモンなどの魚料理に、爽やかな香りをプラスする細葉のハーブ「ディル」。料理に添えれば味が一気に格上げされるのですが、特にフレッシュなディルはなかなか売っていない上に、あってもお高い…。そんな悩みを解決する方法がXにポストされて話題になりました。
「[知見]ディル、買うと高いんだよなー、あ、家にスパイスのディルシードあるじゃん!ってプランターに撒いたらしっかり収穫できた。なんかお花も咲いてる。来年もやろう」
こんな投稿をしたのは「hosi_mo」(@hosi_mo)さん(以下、ほしーもさん)です。使ったスパイスの「ディルシード」と、実際に育って収穫した大量のフレッシュディルの画像も一緒に投稿しています。
「ウチの近くのスーパーにはなくて、隣の隣の市の駅ビルのおしゃれスーパーしかないから諦めていたら、なんたる朗報ありがとうございます、試してみます」
「シード(種)だもんねぇ 目からウロコだわ」
「やってみます」
「カモミールのティーパックも、お花が咲くみたいですよ。」
「うちもモサモサになったので収穫して冷凍してます。カルパッチョの時とかに役立ってくれています。」
「花が咲いて放っておくと、当然ですけど種が出来て、もうそこからはエンドレスに育てられます。ディルをワサワサ使いたいのに、ディルってちょっとのパック入りしかないので育ててます!」
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投稿には、こんな感謝の声が寄せられています。ほしーもさんにお話を聞きました。
──ディルはよく買われていたのですか?
生のディルもよく買います。カルパッチョに添えたり、乾燥させてバターたっぷりの明太子パスタに合わせたりします。乾燥させると青臭さが飛んで甘い香りがして好きです。
──お話だけで美味しそうです。どのくらいのサイズのプランターに何粒くらい蒔いたのでしょうか。
直径約45センチのプランターに、適当に!ふりかけました。多分30粒くらいです。全部発芽したわけではなさそうですが、いまプランターはモッシャモシャになってるので間引けば良かったです。
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──花も咲いているということは、タネが取れるかもしれないですね。
タネっぽいのは見当たらないのです。放っておいたらタネになるんですかね。よく分かってません。
──ディルは一年草のようですから、タネの収穫もできるといいですね。葉がイキイキしています。ベランダではほかにもハーブを育てているのですか?
バジルはよく育てています。他は食べられない多肉植物や、コーデックス、小さな盆栽を育てています。
──自分で収穫したディルはやはり美味しいですか?
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流通してる葉っぱを食べるディルとは種類が違うかもしれませんので、味わいが異なるかもしれません!でもフレッシュのディルは美味しいと思うので、夏休みの実験みたいに試してみるといいかもです!調べたら春にもタネを蒔くチャンスがあるみたいです。
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種苗メーカー「サカタのタネ」の担当者さんによると、園芸用のタネは食べられないことが大前提とのこと。「スパイス(食用)のタネの詳細は分かりかねますが、当社で販売しているタネは、青果物生産することを目的とし、そのための方法で栽培・採種し、商品として販売しております。販売に際しては、生産地、発芽率などを記載しており、安心して、タネまきしていただけると思っております」と話します。ほしーのさんが植えたスパイスのディルシードはモシャモシャになりましたが、発芽率などは園芸用のタネの方が良いかもしれません。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)