限定公開( 2 )
オリジナル作品だけの同人誌即売会「コミティア」が大きな盛り上がりを見せている。今後の参加を考えているクリエイターは多そうだが、そんな人にとって大いに参考になるのが参加レポート。それも漫画で表現した『コミティア初参加レポ』が11月下旬、Xに投稿された。東京で開催された同人誌即売会『コミティア』に初出展した際の出来事を綴ったエッセイ漫画で、緊張感や喜びが生き生きと伝わってくる。
(参考:漫画『コミティア初参加レポ』を読む)
作者のえびせんさん(@ebiebi_r)「物語を描く」というよりも、「自身の周りで起きたこと・思ったことを表現する一つの手段」として漫画を描いているという。そのなかで生まれた本作にはどんな思いが込められているのか、じっくり話を聞いた。(望月悠木)
🔳コミティアに参加して得られた多くの思い出
――なぜ『コミティア初参加レポ』を制作したのですか?
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えびせん:2023年9月に初めてレポ漫画に挑戦したのですが、自分でも驚くくらいスラスラ描けました。コミティアは大阪や名古屋、北海道などで開催されている同人誌即売会なのですが、東京開催のコミティアは初参加でしたので、「これは描くしかない」と思って制作しました。
――レポ漫画でしたがテンポよく、サクサク読める内容でした。
えびせん:テンポを出すためにコマの一つ一つが画になるように気をつけました。また、自分が感じたことなので端折りすぎてもわかりづらく、説明的すぎても見づらくなります。その辺りのバランスを意識して調整しました。
——漫画だけではなく、より詳細にまとめられたnoteも臨場感があり、どちらも面白い内容でした。
えびせん:漫画にするには技術不足な部分が多いため、実は毎回補足としてnoteも書いています。自分が振り返る際にも文章だと詳細に思い出せて面白いです。
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——改めてになりますが、今回コミティアに参加したことの思い出を教えてください。
えびせん:お話したみなさんがとても優しく、思い出を1つに絞ることは難しいです。ただ、海外の人と交流できたことは特に印象的でした。SNSのおかげで海外の人と繋がることができるのは本当にすごいです。
――今後、同人誌即売会に出展するモチベーションになったのでは?
えびせん:はい。画面上では他人に届いているかわからないので、直接コミュニケーションをとって作品をお渡しできる機会はとてもありがたいです。「これからもイベントへの参加は積極的に続けられたら」とより一層思うようになりました。
――また、どのように創作活動を進めていく予定ですか?
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えびせん:「CDジャケットや装画など、人と関わるような制作ができたらいいな」と考えています。可愛いものも好きなので、アイドルのグッズイラストに携わることも夢の1つです。今後のしっかりとした予定は立てていないのですが、直近だと1月19日にインテックス大阪で『関西コミティア72』に参加予定です。もし良かったら遊びにきてください。また、構想段階ではありますがグループ展なども考えていますので、SNSをチェックしてもらえるとありがたいです。
(望月悠木)
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