「ナベツネ」の愛称で知られた読売新聞代表取締役主筆の渡辺恒雄さんが亡くなりました。98歳でした。
読売新聞によりますと、渡辺恒雄さんはきょう午前2時、肺炎のため都内の病院で亡くなりました。98歳でした。
葬儀は近親者のみで営まれ、後日、お別れの会が開かれるということです。
渡辺さんは1926年東京生まれ。旧制の東京帝国大学を卒業後、読売新聞社に入社。政治部長などを経て1991年、社長に就任し、以後、会長や主筆を務めてきました。
2014年には特定秘密保護法を運用する有識者会議の座長に就任、政治とメディアの枠を超え中曽根元総理とは長年の盟友関係でも知られていて、政界にも大きな影響力を持つなど「政界のフィクサー」としての一面も持ちました。
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その大きな影響力はスポーツ界にもおよび、読売巨人軍のオーナーとして「球界のドン」という異名を持つなど存在感を発揮しました。
このほか日本新聞協会会長や横綱審議委員会の委員長を務め、2008年にはこうした長年の功績が認められ旭日大綬章を受章しています。