元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ氏が古巣バルセロナのコーチに就任する可能性が浮上しているようだ。18日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
元ブラジル代表MFマジーニョ氏を父に持つチアゴは1991年4月11日生まれの現在33歳。5歳で母国の名門フラメンゴの下部組織へ入団すると、その後は複数クラブを転々とし、2004年にバルセロナのカンテラに加入した。ジョゼップ・グアルディオラ監督(現:マンチェスター・シティ)率いるバルセロナBなどで経験を積み、2009年5月にトップチームデビュー。2013年夏の退団までに公式戦通算100試合に出場し11ゴール20アシストを記録した。
その後、バイエルンやリヴァプールで活躍したチアゴ氏は2023−24シーズン限りで現役引退を決断。今シーズン開幕前には、バイエルン時代に指導を受けたハンジ・フリック監督のコーチングスタッフとして古巣バルセロナに帰還し、アメリカでのプレシーズンツアーにも帯同した。
プレシーズン終了とともにチームを離れたチアゴ氏だが、再びバルセロナのコーチに就任する可能性が浮上しているようだ。『マルカ』が報じたところによると、クラブ側は同氏の豊富な知識やプレシーズンで見せたチームへの貢献、選手とのコミュニケーション等を評価しており、トップチームのスタッフに組み込むことを本格的に検討しているとのこと。フリック監督もチアゴ氏のコーチ再就任には前向きのようだ。
果たしてチアゴ氏は慣れ親しんだクラブに帰還を果たすのだろうか。今後の動向に注目が集まる。