不倫相手との関係を咎められることがないと理解したユリエさんは、パッと顔を輝かせました。
「ジュンとお父さんはあれでいて潔癖なところがあるから、こんな話を知ったらきっと激怒するだろうし……」
そう言ってユリエさんは私に口止めをしたのです。
私は再び言葉を失いました。
身内であるお義母さんなら、ユリエさんをちゃんと諭すのではないかと思っていたのに……。
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しかしユリエさんは私の気持ちに気付くことなく、アレコレと話を続けます。
仕事で知り合った経営者との不倫を私に打ち明けたユリエさん。
もちろん不倫はいけないことですが、私からユリエさんに向かって「今すぐやめたほうがいいですよ」と警告するのも違う気がします。
ユリエさんもきちんとした大人なのですから、自分で考えて行動するべきでしょう。
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私はとりあえず、今のところは黙ってユリエさんの話を聞くにとどめようと決めました。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・んぎまむ
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