JR富良野線連絡会議とJR北海道旭川支社は19日、札幌〜美瑛・富良野間を旭川駅経由で結ぶ臨時列車の特急「冬のラベンダー号」を2025年2月8・9日に運転すると発表した。キハ261系5000番代「ラベンダー編成」4両編成で運転し、下り列車限定で地域によるおもてなしも行う。
臨時列車の特急「冬のラベンダー号」は、富良野線沿線自治体とJR北海道で構成されるJR富良野線連絡会議が主体となり、富良野線の調査・実証事業として運転。札幌駅から旭川駅経由で美瑛駅および富良野駅へ直通し、2月8・9日の2日間とも下りは札幌駅8時24分発・旭川駅10時1分発(3分間停車)・美瑛駅10時40分発(15分間停車)・富良野駅11時9分着、上りは富良野駅16時10分発・美瑛駅16時46分発(2分間停車)・旭川駅17時16分発(4分間停車)・札幌駅18時50分着となる。
キハ261系5000番代「ラベンダー編成」を4両編成で運転し、1号車は「ラベンダーラウンジ」(フリースペース)、2・3号車は指定席、4号車は自由席に。全車両Wi-Fi完備・全座席コンセント利用可能で移動時間まで有効に活用できる。下り列車(札幌発富良野行)限定で地域のおもてなしを行い、旭川駅で旭川市のキャラクター「あさっぴー」、富良野駅で富良野市のキャラクター「へそ丸くん」が出迎えるという。下り列車の旭川〜富良野間で特産品の車内販売も行われる。
「冬のラベンダー号」が運転されることを受け、「えねきっと」会員限定、列車・席数・区間限定で片道乗車券・指定席特急券のセット価格が40%オフとなるお得な商品「特急トクだ値1」を両日(2月8・9日)とも設定。大人1名で片道利用の場合、札幌〜美瑛間3,800円(無割引の乗車券・指定席特急券は6,360円)、札幌〜富良野間4,070円(無割引の乗車券・指定席特急券は6,800円)となる。乗車日1カ月前の10時から乗車日前日の23時50分まで販売。「えきねっと事前受付」の利用で、販売開始日よりさらに1週間前(同曜日)の14時から乗車日1カ月前の9時54分まで事前申込みもできる。
「冬のラベンダー号」の普通車自由席に追加料金なしで乗車できる「ふらの・びえいフリーきっぷ」も販売。函館本線滝川〜旭川間、根室本線滝川〜富良野間、富良野線旭川〜富良野間をフリーエリアとしており、札幌駅からの往復に「冬のラベンダー号」の普通車自由席を利用できるほか、フリーエリア内で「冬のラベンダー号」の普通車自由席に乗り放題。販売額は大人7,400円・こども3,700円。有効期間は4日間。利用期間は2025年3月16日までとなっている。(MN 鉄道ニュース編集部)