【写真】舞台挨拶で笑顔を見せる齋藤飛鳥
2020年に週刊ヤングジャンプにて赤坂アカと横槍メンゴのタッグで連載スタートした【推しの子】は、伝説的アイドル・アイの子どもとして転生するファンタジックな設定とショッキングな描写もいとわないサスペンス要素、“芸能界”という複雑な世界に躊躇なく切り込む他に類を見ない斬新なストーリーで、コミック累計2000万部を売り上げ(※2024年12月現在)、先日フィナーレを迎えてもなおその反響は大きく、勢いはおさまらない。
そんな中、本格始動となった実写映像化プロジェクト。ドラマの続きとなる本作では、物語のはじまりである、アイ(齋藤飛鳥)と雨宮吾郎(成田凌)の出会いと転生、そしてついにアクア(櫻井)の復讐劇の行方を描く。
話題作の実写化とだけあり、主演を務めることにかなりのプレッシャーを抱えていたという櫻井。いよいよ明日に公開を控え「本当に感慨深い」としみじみ語りつつ、「人気作を実写化することに対しての“怖さ”みたいなものから逃げなくてよかったなというのは、今ここに立ってより強く感じています」と重圧に立ち向かった上での達成感を明かす。
齋藤飛鳥も「とてつもない人気作ですから。賛否の“賛”があれば嬉しいですが、大きな“否”があることも覚悟はしていました」と言い、また、“最強で無敵のアイドル”である星野アイを演じることに「撮影期間から今もずっと、緊張の糸が張り詰めているなと感じます」と櫻井と同じく背負うものの大きさを感じていた様子。しかし、「原作ファン、そして初めて【推しの子】に触れる方、全ての方に最大限の敬意を持って、誠心誠意みんなで作り上げてきた作品です。ドラマシリーズでそれが伝わっていたならすごく嬉しいですし、明日から公開される映画で、さらにその覚悟を何かしらの形で受け取っていただけるのであれば幸せです」と語った。
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それはもちろん嘘で、最後の挨拶で櫻井は「変な嘘をついて、変な空気にしてしまい、すみませんでした(笑)」と謝罪。そして「約1年間、【推しの子】という作品に誠意を持って向き合ってきて、それをようやく皆さんにお届けできます。多くの方に届いて、観終わった後に気持ちが動いてくれていたらいいなと思いながら作ってきました。最後まで楽しんでください」と観客に呼びかけていた。
映画『【推しの子】-The Final Act-』は、12月20日公開。