西川晴菜「あのころの自分重なった」名門ダンス部出身が熱い思い/NGT48スポーツコラム

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2024年12月20日 07:00  日刊スポーツ

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インタビューでは五十嵐さん(左)たち、部員のみなさんの真剣な表情が印象的でした

<NGT48スポーツコラム>



NGT48のメンバーが新潟のアスリートを取材する連載「NGT48スポーツコラム」。今回は西川晴菜(21)が新潟南高ダンス部を取材しました。8月の「全日本高校・大学ダンスフェスティバル」の創作コンクール部門高校の部で2位相当のNHK賞を初受賞した実力校に、バブリーダンスで注目された登美丘高(大阪)ダンス部OGが迫りました。


   ◇   ◇   ◇


安部公房の小説「砂の女」をテーマにした作品でNHK賞を獲得した新潟南は、日々、テーマを追求して構成を練り上げている。部長の五十嵐紅華さん(2年)は「体育館ではフォーメーションの練習。作品づくりはそれ以外の時間にやります。部活の前後でミーティングを行うことも多いです」。午後6時半に下校しなければならないため、限られた時間で工夫を凝らしていることが分かった。


そんな空気が伝わったからか、練習中の体育館に入った瞬間、私はノスタルジーを感じた。「バブリーダンス」で注目された登美丘高校ダンス部で、高校生活を送った。私が在籍していたころ、大会に向けて演目やテーマを変え、常に変化しながら練習に取り組んでいた。


指導者の船山弘美さんは「生徒がテーマの表面部分にしか目がいかなくなった時に、より深い心の中の表現ができるように話します」。アドバイスは必要な際に最小限に行うだけ。生徒の視点を大切にしていた。副部長の松田悠さん(2年)と山賀万里子さん(2年)は「引退する時に、入ってよかったと思える部活動にしたいんです」。その思いに心が温かくなった。


高校生の頃、私の原動力は「アイドルになりたい」という気持ちだけだった。今、夢をかなえてNGT48で活動している。新潟南のみんなの作品に対する視点や全員で1つの目標に向かって努力する姿に、あの頃の自分が重なり、熱い思いがよみがえってきた。


NGT48としても、個人としても、“あの頃”を忘れずに生かしたいとあらためて思った。(NGT48 西川晴菜)


◆西川晴菜(にしかわ・はるな)2003年(平15)5月17日生まれ、大阪府出身。23年に4期生として加入。24年1月の劇場公演でデビュー。趣味はアイドル鑑賞、特技はアイドルダンスなど。好きなスポーツは野球。血液型A。

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