マンチェスター・ユナイテッドがアタランタ所属のブラジル代表MFエデルソンに関心を寄せているようだ。19日、ドイツメディア『スカイスポーツ』や『ESPN』が伝えている。
現在25歳にエデルソンはクルゼイロやコリンチャンスなど母国のクラブを渡り歩いた後、2022年1月にサレルニターナへ完全移籍で加入。すぐさま主力に定着し、シーズン後半戦だけで公式戦15試合に出場すると、同年夏にはアタランタへ活躍の場を移した。同クラブではここまで公式戦通算112試合出場10ゴール3アシストという成績を残し、昨シーズンのヨーロッパリーグ(EL)制覇にも貢献。今年6月にはブラジル代表デビューも飾った。
今シーズンもここまで公式戦22試合に出場するなど、ジャンピエロ・ガスペリーニ監督率いるチームに欠かせぬ存在となっているエデルソンだが、プレミアリーグ移籍の可能性が浮上しているようだ。報道によると、マンチェスター・ユナイテッドが中盤補強のターゲットとして同選手に注目しており、すでに複数回に渡ってスカウトを派遣しているとのこと。未だ具体的な交渉は行われていないものの、移籍に関する意思決定権を持つクラブ幹部の一部は、エデルソンの能力を非常に高く評価してるという。
なお、エデルソンに対しては同じ街を本拠地とする“宿敵”マンチェスター・シティも関心を寄せている模様。同選手とアタランタとの現行契約は2027年6月末までとなっており、評価額は5000万ユーロ(約81億円)から6000万ユーロ(約98億円)程度と報じられている。
スポルティングを2度のリーグ制覇に導いたルベン・アモリム監督の下、新たなスタートを切ったマンチェスター・ユナイテッド。デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの今シーズン限りでの退団が既定路線と見られているなか、EL王者の中盤の主軸にオファーを提示するのだろうか。今後の動向に注目が集まる。