<フィギュアスケート:全日本選手権>◇第1日◇20日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇女子ショートプログラム(SP)
4連覇が懸かる坂本花織(24=シスメックス)が首位発進した。78・92点の高得点を記録。国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、自身が持つ今季世界最高まで0・01点に迫った。
中野園子コーチから「最高の演技を」と送り出され、冒頭のダブルアクセル(2回転半)を着氷。得点源となる後半のフリップ−トーループの連続3回転まで降りきり、演技後は笑顔を見せた。大きな滑りで世界観に引き込み「自分の自己ベスト(80・32点)にだんだん近づいてきているのは、すごくうれしい」と喜んだ。
12月上旬のグランプリ(GP)ファイナルでは3位。帰国した10日に胃腸炎を発症し「ゼロからもう1回リスタートという感じ」と筋力も低下した。翌11日の夜練習から復帰。万全な準備とはいえなかった中でも真価を発揮し「この1週間やってきたことが、本当に大きかった。間に合わせた感じです」とほほえんだ。
フリーは中1日の22日に行われる。14〜17年の宮原知子以来、史上9人目の4連覇が懸かるが「人に勝つよりも、自分に勝つ気持ちでいきたい」と誓ってきた。2024年最後の演技で、再び女王の地力を示す。
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