【フィギュア】島田麻央「絶対やってやる」で3A着氷 SPで自己最高75・58点の2位発進

0

2024年12月20日 21:55  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

女子SPで演技する島田(撮影・前田充)

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇20日◇第1日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇女子ショートプログラム(SP)



今月のジュニアグランプリ(GP)ファイナルで大会史上初の3連覇を果たした島田麻央(16=木下グループ)が、ショートプログラム(SP)で自己最高75・58点を記録し、2位発進を決めた。


前回大会に続いて、SPから大技トリプルアクセル(3回転半)を組み込むシニア仕様のプログラムに挑戦。わずかに減点となったものの着氷させ、3回転フリップ、ルッツ−トーループの連続3回転も降りて、演技後は満面の笑みでガッツポーズ。「絶対にやってやるという気持ちでした。ショートでアクセルを入れられるのは年に1回しかない。回転はまだわからないけど決められて良かった」と喜んだ。


初出場だった22年大会と同じ大阪開催。中学2年のジュニア女王として初参戦した当時は「初めてで何もわからず、人の多さと応援の多さにびっくりした」とのまれたが、表彰台に上った高揚感は鮮明に覚えている。「テレビで見ていた坂本選手と、三原舞依選手と表彰台に立てたことがすごく印象に残っている」。初出場にして3位に入った思い出の地。悪いイメージはなく、独特な緊張感漂う舞台にも「全日本っぽいな」と落ち着いて臨むことができた。


開幕前、島田は迷いなく言っていた。「完璧な演技じゃなくて、自分らしい演技をしたい」。ジュニア勢の優勝となれば03年安藤美姫以来21年ぶりの快挙だが、22日のフリーでも順位は気にせず、3回転半と4回転トーループの大技2本に挑む予定だ。「最終グループに入った分緊張すると思うけど、その緊張に打ち勝てるように頑張りたい」。22年はともに転倒、23年は3回転半を着氷。着実に階段を上ってきた16歳は、三度目の正直で悲願を果たす。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定