<フィギュアスケート:全日本選手権>◇20日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇女子ショートプログラム(SP)
グランプリ(GP)ファイナル銀メダルの千葉百音(19=木下アカデミー)が、ロシア勢に警戒感を強めた。
20日、次回26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪(オリンピック)の予選大会に、個人の中立選手(AIN)として最強ロシアおよびベラルーシ勢の復帰を認めると国際スケート連盟(ISU)から発表された。自身はインスタグラムでロシアのニュースを翻訳しつつ情報収集。決定を受け「4回転をポンポン跳ぶ選手がたくさん出てくる」と気を引き締めた。
今月上旬にはグランプリ(GP)ファイナルで、初出場ながら銀メダルを獲得。国際大会で結果を残しているが「今は完全に勝てる自信がない」と打ち明ける。ただ、約1年後には五輪を迎える。「日本代表として、胸を張って出場する自信が常に備わってないといけない」と自覚を強めた。
この日の演技では、自己最高を上回る74・72点をマークし、3位発進を決めた。「自分で思ってたより、だいぶ緊張してた」と、スタート位置を間違えたというが「やばいやばい、落ち着け落ち着け」と言い聞かせ、3ルッツ+3トーループなどジャンプ3本を着氷させた。「焦ってるところからのスタートだったけど、ノーミスで終えられてよかった」と笑いながら振り返った。
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今大会は6度目の出場で、昨季は2位。初優勝を狙う22日のフリーへ「年の瀬の大会で、ちゃんとフリーも満足のいく試合で終えたい。フリーに全集中しながら明日1日を過ごしたい」と誓った。
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