■『ONE Friday Fights 92』(20日 タイ・バンコク/ルンピニースタジアム)
【動画】武尊「全身全霊でやるだけ」…因縁のロッタン戦への意気込みを語る 今大会でONE初参戦を果たした吉成士門が、第2試合でリッティデット・ソー・ソンマイとオープンフィンガーグローブのムエタイルールで対戦し、2ラウンドで2度のダウンを奪って初戦から豪快なTKO勝利を飾った。
吉成士門は、“ムエタイの神童”吉成名高といとこで同じく幼少期からムエタイに取り組み、今年9月に日本人初のプロムエタイ2階級制覇を成し遂げた20歳の若き天才。2022年の「Road to ONE」で優勝し、2年越しに本大会出場の機会を掴んだ。
対するソンマイは9月にはKNOCK OUT-REDフェザー級王者・小笠原瑛作から右ハイキックでダウンを奪って勝利している。
第1ラウンド、序盤はソンマイが蹴りやパンチを繰り出すも士門は落ち着いて対応。時間とともに士門も攻撃を当て始め、首相撲では相手を崩すなど自分のペースでコントロールする場面も見せた。
迎えた第2ラウンド、開始直後からソンマイが前に出たところを士門が左カウンターをあわせてダウンを奪う。ソンマイはなんとか立ち上がったが、再開直後に士門がラッシュを仕掛けたところでレフェリーが試合をストップ。士門が初参戦にして豪快なTKO勝利を飾ると、会場から大きな声援が送られた。