大きく口を開けたウツボの口から出てきたものは……? まさかの瞬間をとらえた動画がX(Twitter)に投稿されました。珍しい光景が反響を呼び、記事執筆時点で26万回以上表示され、5400いいねを集めています。
●ウツボの口からひょっこりと……
動画を投稿したのは、和歌山県にある「すさみ町立エビとカニの水族館」のアカウント。
水槽の中で大きく口を開けているのはウツボの一種「ニセゴイシウツボ」で、カメラが寄っていくと口の奥で何か動いているのが見えます。
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ウツボの口から出てきたのは、長い触覚を持つ鮮やかな体色のエビ。何事もなく口から出てくるので、捕食されたところを逆再生しているのかと思ってしまいますが、そうではなく、投稿でも「ウツボの口からエビが出てきました!」と伝えています。
これは「アカシマシラヒゲエビ」という、魚の体にある寄生虫や食べかすを食べて“掃除”するエビの一種。アナゴとは共生関係にあり、捕食されることなく口の中まで掃除します。
投稿ではこのエビのことを、「魚の体をお掃除するアカシマシラヒゲエビ 今日もせっせとお掃除お掃除」と紹介しています。
●「微笑ましい」「嬉しそうなウツボさん」
共生するウツボとエビの姿にリプライや引用リポストでは、「仲の良いお友達みたいですね!! 微笑ましいです!」「歯医者さんみたい」「嬉しそうなウツボさん」「ずっと口開けっぱなしなウツボさん、可愛い」「“歯磨き”できない魚達にとって超有難い掃除屋さん!」「働き者のアカシマシラヒゲエビ」という反応が寄せられています。
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ニセゴイシウツボとアカシマシラヒゲエビの共生関係について、同水族館は以前からXで紹介。口の奥でむせてしまったのか、ウツボがエビを吐き出してしまう場面も話題になりました。
動画提供:すさみ町立エビとカニの水族館(@ebikaniaquarium)さん
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