<ラグビー全国大学選手権:帝京大73−24慶応大>◇21日◇準々決勝◇東京・秩父宮ラグビー場
4連覇を目指す帝京大(関東対抗戦2位)が初戦を飾った。慶大(同4位)を下し、5大会連続の4強入りを決めた。25年1月2日の準決勝(東京・国立競技場)では、天理大(関西1位)と明治大(関東対抗戦3位)の勝者と対戦する。
帝京大は前半5分、中央ラックから右へ回してNO8グアイニ優人(4年=石見智翠館)が先制トライ。同12分には味方の右大外へのキックパスに反応し、相手に競り勝ったWTB日隈太陽(3年=大分東明)がトライした。24−14の後半37分にはフランカーの青木恵斗主将(4年=桐蔭学園)が突進からトライを挙げ、前半で38−14と主導権を握った。
後半に入っても6分、14分と日隈が立て続けにトライ。メンバーを替えながら、計11トライを奪った。青木は「自分たちの形であるフィジカル、アタッキングマインドでラグビーができた」と振り返り「チームとしては準決勝というマインドではなく、決勝戦を常に見据える。日本一のクオリティーで常に準備する。対戦相手に関係なくラグビーをしたい」と次戦を見据えた。
慶大は後半38分にBKも加わったモールを押し込んでトライ。意地を見せたが、10大会ぶりの4強を逃した。フッカー中山大暉主将(4年=桐蔭学園)は「自分たちが慶応らしさをどこまで出すか。見ている方に慶応のラグビーはどういうラグビーか、知ってもらいたいと思って準備してきた。帝京大学の強いキャリー、切れない集中力に、まだまだ及ばない。でも、23人がファイトし続けられたのは、今後の慶応ラグビーにつながる80分間だったと思います」と言葉を紡いだ。【松本航】
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