【フィギュア】「あずしん」田中梓沙、西山真瑚組は2位発進「無事に今回を迎えられた」

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2024年12月21日 15:14  日刊スポーツ

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リズムダンスで演技する田中、西山組(撮影・前田充)

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇第2日◇21日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇アイスダンス・リズムダンス(RD)



結成2季目の「あずしん」こと田中梓沙(あずさ、19)西山真瑚(しんご、22)組(オリエンタルバイオ)は、66・03点で2位につけた。


2人で迎える2度目の全日本選手権で表情豊かに演じきり、田中は「まずは無事に今回を迎えることができて良かった」、西山は「お客さんが温かく迎えてくれて、手拍子が自分たちの力になった」と、大舞台への帰還を喜んだ。


先月のNHK杯でグランプリ(GP)シリーズデビュー。田中が今夏から肋骨(ろっこつ)の負傷を抱えることもあり、順位を上げることはできなかったが、ステップシークエンスなどで成長を見せ「大きい国際大会で評価をしていただけた」(西山)と自信にした。NHK杯後はわずかな休養期間を取ったのち、拠点のカナダ・モントリオールで3週間、今大会へ向けて調整を続けてきた。今季、2人でここまで充実した練習ができたことは初めてで、西山は「今できる最高の練習を積んで来られた。練習を信じて試合に臨めて良かった」と、すがすがしい表情で振り返った。


田中は患部にテーピングを施すなどまだ万全な状態ではないが、初優勝にも意欲を示す。「この3週間でやってきたことをしっかり出して、その結果が優勝につながりたい」と西山。22日のフリーダンスでは、さらに息ぴったりの演技を披露し、巻き返しを図る。

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