和月伸宏「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」のステージイベントが、本日12月21日に千葉・幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2025」内で行われた。イベントにはアニメ「るろうに剣心 −明治剣客浪漫譚− 京都動乱」より、斎藤一役の日野聡、比古清十郎役の中村悠一、志々雄真実役の古川慎、相楽左之助役の八代拓が登壇しトークを繰り広げた。なお本イベントに登壇予定だった緋村剣心役の斉藤壮馬は、体調不良により欠席した。
【写真】「ジャンプフェスタ2025」の「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」ステージイベントの様子(全14枚)イベントはスクリーンに映し出されたマンガのコマに合わせて、日野、中村、古川がそれぞれのキャラクターのセリフを生アフレコする“原画ライブ”からスタート。原画ライブは斎藤一、比古清十郎、志々雄真実、緋村剣心の4パターンが映し出された。
斉藤の代わりに急遽登壇することになった八代。登壇後、斉藤から届いた手紙を代読する。手紙には、ステージイベントの出演を見送ることになったお詫びや、出演ができなかったことへの悔しさ、登壇したキャストたちが作品の魅力を熱く語ってくれるだろうという期待などが綴られた。
続いて現在放送中のアニメ「るろうに剣心 −明治剣客浪漫譚− 京都動乱」の見どころ発表コーナーが展開される。日野は第25話の斎藤一と左之助の戦闘シーンをピックアップ。戦闘の中で左之助に成長の兆しが見えたことに触れると、八代も思い出深いシーンであることを話した。古川は第29話で宗次郎と剣心が抜刀術の打ち合いをするシーンをチョイス。原作を読んでいても熱いシーンであったことを解説した。
中村は来年放送されるシーンを先んじてピックアップ。原作未読の来場者に対してネタバレになりうることを呼びかけたうえで、少年時代の剣心が比古清十郎のもとに弟子入りする前のエピソードについて力説した。斉藤からのお気に入りエピソードも届けられ、八代が代読。斉藤は原作にはないエピソードである第34話「逆刃刀 初撃」をチョイスした。これは「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」の連載開始25周年を記念した展覧会「25周年記念 るろうに剣心展」で描かれた、和月のネームが元になったアニメオリジナルエピソード。第34話の脚本を担当した黒碕薫からのコメントも発表され、連続したアニメの話の中に回想のようにして組み込んだこと、特に剣心が自分の刃と向き合うシーンの表現が難しく、和月と綿密に打ち合わせしたことなどが明かされた。
その後新情報の解禁が行われ、ストーリービジュアルや第4弾PV、志々雄が誇る特攻部隊・十本刀の追加キャスト4人が発表される。魚沼宇水役は諏訪部順一、本条鎌足役は村瀬歩、才槌役は島田敏、不二役は梶原岳人が務めることが明らかになると、その豪華なキャスティングに登壇者たちは期待を寄せる。中でも村瀬が演じる鎌足がどのように演じられるのか、注目されていた。
イベントでは原画展「るろうに剣心展 30th Anniversary Exhibition 志々雄真実篇」に関する告知も展開。八代と明神弥彦役の小市眞琴が、11月4日まで開催されていた京都会場に足を運んだ際のVTRが上映される。VTRではフォトスポットで八代と小市がとっているポーズを当てるクイズが設けられたが、古川、日野、中村からは大喜利さながらの回答が続き、終始八代はいじられることになった。最後に和月からの手紙を日野が代読。イベントお決まりの「るろうに」「剣心」のコール&レスポンスが行われイベントは閉幕した。
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