<ラグビー・リーグワン1部:埼玉33−12東京SG>◇第1節◇21日◇東京・味の素スタジアム◇観衆2万263人
創設4季目のリーグワンが幕を開けた。3季ぶり優勝を目指す昨季2位の埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉)が、同3位の東京サントリーサンゴリアス(東京SG)との開幕戦を33−12で制した。
「山沢兄弟」が魅せた。0−0の前半11分。弟のSO山沢京平(26)が中央でボールを受けると、左後方から走り込んだ兄のFB山沢拓也(30)へパス。中央を突破し、相手の反則を誘発。正面約10メートルのPGを山沢京が決め、今季初得点をマークした。
22分には、中央でボールを受けた山沢拓が、タックルを受けながら素早く左へパス。WTB長田智希(25)のトライへつなげた。
38分には、中央スクラムから山沢京が左大外へパス。再び長田がトライし、13−0で前半を折り返した。
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後半4分に得点を許し、7−13と迫られる。しかし8分にNO8ジャック・コーネルセン(30)、13分にフランカーのラクラン・ボーシェー(30)のトライで7−25と突き放した。
終盤は押し込まれる場面が増えたが、体を張り続けた。30分にはゴール正面約3メートルに迫り、ラックから兄拓也が右大外へ展開。ビンス・アソ(29)が右大外へ飛び込んだ。後半41分には、ラストプレーで弟京平が右中間からPGを決め、12−33で開幕戦を制した。
昨季2月4日を最後に実戦から離れていたプロップ稲垣啓太(34)が先発し、後半7分までプレー。持ち味の堅守を支え、勝利に結びつけた。【飯岡大暉】
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