【ラグビー】早大2大会ぶり4強、大田尾監督「スピードあるトライ取ってくれた」ルーキー植木評価

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2024年12月21日 18:56  日刊スポーツ

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早大対近大 前半、前線に抜け出しトライを奪う早大・植木(撮影・足立雅史)

<ラグビー全国大学選手権:早稲田大53−10近畿大>◇21日◇準々決勝◇東京・秩父宮ラグビー場◇観衆8216人



5大会ぶり優勝を目指す早大(関東対抗戦1位)が、2大会ぶりの4強を決めた。初の準決勝を狙った近大(関西3位)に53−10で快勝。4連覇を狙う帝京大(関東対抗戦2位)は慶大(同4位)を73−24で下し、5大会連続で4強に進んだ。早大は22日に三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で行われる京産大(関西2位)と大東大(関東リーグ戦1位)の勝者、帝京大は天理大(関西1位)と明大(関東対抗戦3位)の勝者と準決勝(25年1月2日、東京・国立競技場)で対戦する。


   ◇   ◇   ◇


落ち葉が激しく舞う秩父宮でも、早大は動じなかった。前半2分にラインアウトからモールを押し込み、主将のフッカー佐藤が先制トライ。16分までに17−0と主導権を握った。強い向かい風が吹き、1年生SO服部のロングキックは不発。それでも要所でボールを取り返す防御が光った。佐藤は「勝負の世界なので勝てたのは良かったけれど、すごく課題が残った」と反省しながら白星を喜んだ。


要となる日本代表FB矢崎のコンディションを考慮し、神奈川・関東学院六浦高出身のルーキー植木が先発。前半11分に相手の合間を的確に突いてトライし、大田尾竜彦監督から「その時一番いい選手を使う。スピードあるトライを取ってくれた」と評された。対抗戦から光る1年生WTB田中健も2トライと健在。堅守を土台に、勝利への引き出しは豊富だ。佐藤は「今日みたいな軽いミスをしたら、一気に負ける」と引き締め、2季ぶりの準決勝へ気合を入れた。【松本航】

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