スタバが紙ストロー廃止
近年、飲食店業界では「SDGs」や「ESG」といった言葉が掲げられており、各社で環境に配慮した取り組みが行われている。スターバックスでも2020年より、プラスチック製から紙製のストローへ変更。しかし一部のSNSユーザーからは「フラペチーノを飲むときとか絶対しなしなになっていた」「紙のストローは飲みにくいし」などの不満の声も上がっていた。
しかし今回、カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet(以下、PHBH)製のストローを取り入れることを発表。2025年1月から沖縄県の店舗32店舗で実験的に行われ、3月から全国の店舗へと拡大していく見込みだ。
PHBHは植物油を摂取した微生物が生成するポリマーを使用したプラスチック。このため自然界に存在する多くの微生物により生分解され、最終的には二酸化炭素と水になるとのこと。現在、スターバックスでもTO GO(持ち帰り)用のフォーク、ナイフ、マドラースプーン、ヨーグルト用スプーンに使用されている。
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毎回プラストロー変更を伝えるのが手間だったし、何より味が変わるんだよね」「世論に屈してくれて感謝の涙止まらん」「紙ストローって飲んだときに口を付けた痕が残るのが…って思っていたのでちょっとうれしい」などのコメントが見られた。
ストローの交代で注目されたコンビニがある
またこのストローの交代のニュースで注目されたのがセブン‐イレブンだ。実は同コンビニでは 2019 年から、アイスコーヒー、アイスカフェラテなどのストローにPHBH製のものを使用している。「セブン‐イレブンはだいぶ前から導入していたんだよね なんで他の店は追随しないのかずっと謎だったわ…」「セブン‐イレブンは紙ストローすぐにやめてバイオプラ製に切り替えたのは評価できる」などのコメントも散見された。
もともと「SDGs」「ESG」を率先して実施してきた企業、スターバックス。この方針転換が飲食店業界にどのような影響を与えるのか注目だ。
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スターバックス「植物などから生まれたバイオマス素材『生分解性バイオポリマー Green Planet』のストロー提供開始」
カネカ「カネカ生分解性バイオポリマー Green Planetでなぜ世界が健康になるの?」
カネカ「カネカ生分解性ポリマーPHBH製セブンカフェ用ストロー 導入エリアを拡大」
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(文:All About 編集部)