小学生のときって、なんだか独特なルールがありますよね。もちろん学校によっても違いますが、「欠席した子の連絡帳を、近くに住んでいる子が持っていく」というのは誰もが聞いたことがあるルールかもしれません。今回の投稿者さんは、そのルールのことで悩んでいる様子ですよ。
『わが家はAくん宅と家が近く、登校班も一緒。なのでAくんが欠席の日は娘が連絡帳を頼まれます。しかしAくんのことが好きなBちゃんが嫉妬していて、「Aくんの連絡帳は私が届ける!」と娘に迫るそうです』
近所に住んでいるAくんが休むと、娘さんに連絡帳が託されるのだそう。ところがこれに黙っていないのがBちゃんです。BちゃんはAくんのことが好きで、「連絡帳を届ける」というちょっとしたことでも自分がやりたいのだそう。Bちゃんは登校班が違うにも関わらず、娘さんたちの班を見つけると、自分の班そっちのけで途中から入ってくるほどの熱量だそうです。これでは頼まれた娘さんも困ってしまいますね。
放っておきなよ。むしろ任せちゃえばいいじゃん
悩める投稿者さんに対して、あっさりとしたアドバイスが寄せられました。
『放っておけばいいんじゃない? Bちゃんに「じゃあよろしくー!」でよくない?』
Bちゃんがそこまで「やりたい!」というのであれば、連絡帳受け渡しの役割を任せてしまえばいいかもしれません。しかし投稿者さんは心配していることがあるようで……?
『娘がBちゃんに「じゃあよろしく」とお願いしたとき、何かあったら娘のせいにされちゃいませんか? Bちゃんが連絡帳の中を見ないとも限らないし、連絡帳をなくして個人情報が流出したり……。そうなったときにトラブルに発展するかも。考えすぎかな。娘も私も変に生真面目だから、簡単に「よろしくー」って言えないんですよね』
たとえばBちゃんが連絡帳を勝手に見たり、紛失してしまったら、最悪の場合Aくんの個人情報が流出する可能性も。そしたら娘さんが責任を問われるかもしれません。投稿者さんとしては可能な限りトラブルの芽を摘んでおきたいのでしょう。
相手のことが好きすぎて、暴走しがち
Bちゃんに任せるとなると、投稿者さんにはほかにも懸念点があるようです。
『Bちゃん、ちょっと怖いんです。Aくんのジャンパーを勝手に着て、「返して」って引っ張り合いになって結局やぶれちゃったらしいんです。反省するのかと思いきや、「Aくんの家に謝りに行ける!」って喜んでたんだって』
小学生のふざけあいで私物が壊れてしまうのはよくあることかもしれません。しかし反省の色も見せず、「謝りに行ける! Aくんに会える!」と喜ぶのは、一般とはやや感性がズレているかもしれませんね。だからこそ投稿者さんはBちゃんに連絡帳を任せるのをためらっているのでしょう。Bちゃんの言動にはママたちからも小さな悲鳴が上がりました。
『うわ、怖い。なるべく関わらないほうがいいから先生に話したほうがいいよ。逆恨みされても困るし』
『ちょっとメンヘラストーカー気質に見える……関わらないのがいちばんだね』
ママたちは投稿者さんがBちゃんに任せたくない理由に納得したようです。しかしもしこれ以上Bちゃんの嫉妬心が膨れ上がったら、今度は娘さんに危害が及ぶ可能性も……。急いで何かしらの対応をしたほうがよさそうです。
それぞれのママたちに話をしてみたら?
『Aくんママに「悪いけど、Aくんの連絡帳を預かると娘が嫉妬されて嫌がらせされるから、もう預かれない」と言ったほうがいい。Aくんママがなんか別の手段を考えればいい』
『Bちゃんママにも説明が必要かも。「娘は家が近いから連絡帳を預かっているだけ。学校の連絡帳や届け物はどの子も家が近い子が届けるルールになっている。それをBちゃんに説明してあげてほしい」って』
子ども同士で話すと話がまとまらないでしょうし、余計なトラブルを生みかねません。ここは親同士で話し合いをしたほうがよさそうです。まずBちゃんママにBちゃんの行動を説明したあと、「娘さんに今一度ルールを説明してみてくれますか?」と頼んでみるのがいいでしょう。それでもBちゃんの行動が収まらない場合には、今度はAくんママに相談しましょう。現状を説明して「うちはもう預かれません」と宣言すれば、Aくんママも新たな方法を考えるのではないでしょうか。
可能であれば学校にも報告しよう
『先生に一度現状を説明して、相談しておいたほうがいいと思うけどな』
もし先生と話す機会があるなら、相談するのもいいでしょう。それぞれの状況を見ながら違う方法を指導してくれるかもしれませんね。普段から子どもたちを見ている先生ですから、きっと公平な方法を考えてくれるでしょう。他の子にも起こりえることですから、対処まで求めず知らせるだけでもよいかもしれません。
連絡帳を巡って頭を悩ませてしまった投稿者さん。もし娘がトラブルに巻き込まれてしまったらと思うと、気が気ではありませんよね。余計なトラブルを招かないためにも、今のうちに対処するのがいいでしょう。
文・motte 編集・いけがみもえ イラスト・神谷もち
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