<フィギュアスケート:全日本選手権>◇最終日◇22日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇ペア・フリー
ショートプログラム(SP)3位の愛称「サエルカ」の清水咲衣(19)本田ルーカス剛史組(22)組(木下アカデミー)が、アクシデントに見舞われながらも表彰台入りを果たした。
序盤に2人が横に並んで跳ぶ3回転ルッツ−ダブルアクセル−ダブルアクセルの3連続ジャンプで、清水が3本目の着氷時に左手を打ち付けた。そこで「肩がちょっと外れたような感じになった」。演技を一時中断。本田がすぐに手を差し伸べ、審判へ事情を説明した。
本田は「やめるんじゃないかと思った」とあきらめかけたが、清水が「最後までちゃんと滑りきりたい」と決断。2分半ほどで演技を再開し、そのまま最後まで滑り切った。
得点はフリー84・50点、合計138・72点で3位。演技が終わると会場からは大きな拍手が送られ、清水のほおには涙が伝った。「最後まで滑り切ることができて、本当にいろんな方のおかげだと思う。ほんとに感謝の気持ちしかないです」。大歓声の後押しに感謝していた。
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