ナポリを率いるアントニオ・コンテ監督が、セリエA通算150勝を達成した。21日にイタリアメディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が同監督のコメントを伝えた。
ナポリは21日のセリエA第17節でジェノアと対戦。2点を先行すると、1点を返されたものの逃げ切りに成功し、2−1の勝利で暫定首位に浮上した。
アタランタ、ユヴェントス、インテルなどでも指揮をとってきたコンテ監督にとっては、セリエAで通算150勝目となった。今シーズンから率いるナポリでのリーグ戦成績は12勝2分3敗と勝率「71パーセント」を記録しており、自身の監督キャリアにおいては、無敗優勝などセリエAで3連覇を成し遂げたユヴェントス時代の勝率「73パーセント」に次ぐ好成績となっている。
コンテ監督はこれまでの監督キャリアを振り返り、次のようにコメントした。
「イタリアでも、代表チームでも、そして特にイングランドでも経験を積んできた。多くの経験を積んだし、あらゆる面で向上したいと思い続けている。私の目標は常に、過去の自分を超えることだ」
また、コンテ監督はジェノア戦の内容にも言及。「前半には満足している。今日の後半戦は全員が教訓にしなければならない。今日の後半はすべてを危機にさらし、この1週間で私たちがやってきたことを台無しにしてしまう危険があるからだ」と、勝利したものの内容には改善の余地があると語った。
「私たちは不条理な試合を取り戻したが、(相手にとって)厄介な存在であり続けたければ、電源プラグを抜いてはいけないし、試合を通じて支配していなければならない」
「今日、我々は幸運にも勝点3を手にした。苦い涙は流したくない。攻撃して守る、これが信条でなければならない」
「このような試合から、知性があれば何かを築き上げることができる。幸運なことに、私には真面目な若者たちがいる。彼らは勝ち点3には満足して家に帰るだろうが、得点を返された後半には失望している」
【ハイライト】ジェノア 1−2 ナポリ