【フィギュア】「うたまさ」初優勝「無駄なけんかしないように」11月NHK杯後に誓い練習積んだ

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2024年12月22日 19:23  日刊スポーツ

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優勝しメダルを手に笑顔を見せる吉田(左)、森田組(撮影・前田充)

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇最終日◇22日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇アイスダンス・フリーダンス(FD)



アイスダンスは、愛称「うたまさ」こと吉田唄菜(21)森田真沙也(21)組(木下アカデミー)が初優勝を飾った。リズムダンス(RD)首位で迎えたフリーダンス(FD)でも1位の104・37点とし、国際連盟非公認ながら自己ベストの合計176・21点。日本連盟の選考基準を満たし、来年3月の世界選手権初出場が確実となった。


「無駄なけんかはしないように」。11月のGPシリーズ第4戦NHK杯を9位で終え、帰りの新幹線で誓い合った。カップルを結成した昨春以降は、取るに足らないことでの言い合いもあったが、全日本に向けては「無駄にした時間はなかった」(吉田)と言い切れる練習を積んだ。


この日は大きなミスなくツイズルやリフトを決め「ロミオとジュリエット」を熱演。演技後は氷上で互いの肩を抱き合った。森田は「僕らは普段の関係性も練習の質に影響する」と気付きを得た。


23年に村元哉中、高橋大輔組が現役引退、今春に小松原美里、尊組が解散。今大会は優勝経験者が不在の中、次代を担う日本一となった。次の大舞台は、世界選手権だ。吉田は「トップとの差はすごく大きい。誰が見ても正確な滑りを練習していきたい」。気を引き締め、これからもチームワークと滑りを磨いていく。【藤塚大輔】

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