就職活動の最終面接について「リアル」での開催を希望する2026年卒の学生は約8割――就活情報サイトを運営する学情(東京都中央区)が、そんな調査結果を発表した。学生は対面での面接に、どのような意義を感じているのか。
●説明会の場合は?
就職活動の説明会で希望する参加形式を「リアル」とした学生は29.2%だった。「どちらかといえばリアル」(20.1%)を合わせると、対面参加を希望している学生は半数超に上った。「オンライン」「どちらかといえばオンライン」の合計は20.1%となっている。
対面を希望する学生からは、「志望度の高い企業は、リアルで参加したい」「遠方でなければ、できるだけリアルで参加したい」「リアルのほうが得られる情報が多いと感じる」といった声が寄せられた。
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●一次面接、「対面」希望は約半数
一次面接で希望する参加形式を「リアル」とした学生は32.4%。「どちらかといえばリアル」(16.1%)を合わせると、約半数に上っている。「オンライン」「どちらかといえばオンライン」の合計は24.1%だった。「企業の所在地による」は11.2%、「企業の志望度による」は8.6%となっている。
対面を希望する学生からは「オンライン面接は、コミュニケーションの間の取り方が難しいと感じる」「一次面接からリアルで参加したほうが、対面での面接に慣れることができると思う」といった声が上がった。一方で、「一次面接は参加する企業数が多いので、オンラインも活用したい」という意見も寄せられている。
●最終面接は約8割 なぜ?
最終面接については、59.9%の学生が「リアル」を希望。「どちらかといえばリアル」(17.0%)を合わせると、約8割に上っている。「オンライン」「どちらかといえばオンライン」の合計は8.0%と、1割未満にとどまった。
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「最終面接は役員の方とお会いできる機会なので、直接会ってお話したい」「リアルで自身の人柄や雰囲気を知ってもらった上で、選考の合否を出してもらいたい」といった声が寄せられている。
調査は11月12日〜12月2日、就職サイト「あさがくナビ2025」「Re就活」と、Webメディア「20代の働き方研究所」への来訪者を対象に実施。740件の回答を得た。
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