「いつの時代もイケメン俳優といえば○○という人気者がいましたけど、今の時代ってテレビが主流じゃない分、人気者も多様性というか、ひとりじゃないですよね」
と話すのは、芸能に詳しいジャーナリストの津田春子さん。多様性のこの時代、クリスマスを一緒に過ごしたい男性有名人で思い浮かぶ人は誰なのか。40歳以上の女性に絞ってアンケートをとってみました。
歌も歌えて演技もできるスーパースター
まずは「過ごしたい」男性有名人から。
「あの声でメリークリスマスと囁かれたい」(福岡県・46歳)、「結婚して渋みが増した」(神奈川県・42歳)
5位にランクインしたのは、高橋一生(44)。視聴率が振るわなかった『民王R』(テレビ朝日系)の最終回に救世主のごとく登場し、話題をさらったばかり。
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「5月に女優の飯豊まりえさんと結婚し、普通だったら年の差婚は年上側が叩かれる傾向にあるのですが、あまりにお似合いな2人ですからそういったアンチは生まれませんでした。これはやっぱり高橋さんのオヤジっぽくないところにあると思います。また、共演者キラーとしても知られているので、近くにいたら好きになっちゃうのでしょうね」(津田さん、以下同)
続いて、
「横顔を一日中見ていたい」(愛知県・56歳)、「50歳超えても爽やかなままだから」(大阪府・45歳)
4位にランクインしたのは、福山雅治(55)。歌も歌えて演技もできるスーパースターは今も健在。
「今年の紅白歌合戦に17回目の出場も決まっている福山さんですが、先日、自身のインスタグラムにアップした姿が“こんな奇跡の55歳いない”とファンをざわつかせました。女優の吹石一恵さんと結婚してからは人気に陰りが出ることも心配されましたが、結局、結婚してもパパになっても福山人気は変わらずでしたね」
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ライブではファンの終電を心配して退席を促すことも話題に。気遣いもスーパーな福山のエスコートでイブを迎えたい?
「隣を歩くだけで多幸感」
「フェロモンがすごい」(千葉県・46歳)、「ディナーはコンビニ飯でも、寒い冬の外でもタクミとならなんでもいい!」(神奈川県・54歳)
セクシー票を集めたのは、斎藤工(43)。『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)の進平役の色気がすごいと話題に。
「斎藤さんって不思議な方で、役柄で汚れれば汚れるほど色気が増すんですよ。今回のドラマも炭鉱夫の役はその魅力があふれ出しすぎて。その影響か、アンケートでも“どんなに汚い格好でもいい”とか“お金がなくてもいい”とかの意見が多かったですね(笑)」
どんなに汚れてもダイヤモンドのように輝く男と過ごすクリスマスはプライスレス?
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「隣を歩くだけで多幸感がすごそう」(島根県・44歳)、「190センチ超えの彼を横から見上げたい」(東京都・40歳)
2位は、大谷翔平(30)。世界のオータニが堂々のランクイン。今年はMLB初の50─50を達成、本塁打王と打点王も獲得。プライベートでは2月に元バスケットボール選手の真美子夫人との結婚を発表。その名を見ない日はないほど、活躍のニュースであふれた。
「大谷選手はもともと人気者でしたが、真美子夫人と結婚してからさらに人気が出た稀有な存在ですよね。大谷選手のおかげで真美子さんの存在を知った方が多く、私たちに真美子さんを教えてくれてありがとうというファンも。夫人を大切にしているのが画面越しにも伝わってきますから、ますます人気なんでしょうね」
大谷夫妻のクリスマスに密着したい?
クリスマスのイメージに変化も
1位は、
「カッコ悪い時代がない」(静岡県・50歳)、「あの顔を見ていれば沈黙も耐えられる」(山梨県・42歳)
竹野内豊(53)がランクイン。『星の金貨』(日本テレビ系)で注目を集め、人気を決定的にした『ビーチボーイズ』(フジテレビ系)は約30年前なのに変わらぬ美貌を持ち続ける。
「アンケートでも回答があったように、竹野内さんはどの時代も年相応にカッコいいんですよね。今も若作りしているわけではないのに、自然でカッコいい。来年には主演映画も控えていますし、この先もイケオジの年の取り方を見せてほしいですね」
イルミネーション越しの竹野内、考えただけでキュンです。
一方で、「いない」「思いつかない」などの回答も多かった。これに対して津田さんは、
「『クリスマスは特別な日ではない』という答えも結構目立ちました。みなさん日常に追われて忙しいのでしょうね。『パッと思いつかない』というのはそれだけテレビ離れが進んでいるのでしょうか……。
6位から10位を見ると、7位の松下洸平さん、8位の横浜流星さん、9位の目黒蓮さんは新顔ですよね。40歳以下のアンケートだとまた変わってくるのでしょうが、新しい風を起こしてくれることに期待ですね」
続いて「一緒に過ごしたくない」有名人は。
「モラハラされそうで怖い」(栃木県・57歳)、「楽しく過ごしたいから彼とは無理そう」(埼玉県・48歳)
ありがたくない5位にランクインしたのは、斎藤元彦兵庫県知事(47)。パワハラ報道が先行し、世間はすっかりそのイメージに?
「会見中にイラッとしたそぶりも見せず、スタッフとは談笑する姿も。一緒に過ごしたら意外と楽しいのかもしれません」(スポーツ紙記者)
「過ごしたくない」も大物だらけ
続く4位は、
「行く先々のお店でもめそう」(東京都・40歳)、「サービス業の人に横柄な態度を取りそうで嫌」(長野県・50歳)
ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(52)がランクイン。
「もめ事のイメージがとにかく強いですよね。先日も女性脚本家が『パーカーを着てるおじさんはおかしい』と主張したら『クソ女』などと応戦していました。他にも女性に対して文句を言っているイメージが強いので、クリスマスじゃなくても関わりたくない人は多いでしょうね」(津田さん、以下同)
クリスマスディナーにパーカー着てこられたら嫌?
3位は、
「食事マナーが悪そう」(島根県・47歳)、「タバコを吸う人は嫌なので」(宮崎県・50歳)
なんと石破茂首相(67)が、まさかのランクイン。
「先日のおにぎりを頬張る映像の印象が強いのでしょうね。あれを目の前でやられたらちょっと食欲が失せますからね。あと、石破さんの話し方がねちっこくて嫌という意見も結構ありました」
うっとりしたいクリスマスにねっとり答弁は勘弁してほしい。
2位は、
「女性に誠意がないイメージ」(大阪府・45歳)、「騒動が解決していない」(鳥取県・52歳)
ダウンタウンの松本人志(61)がランクイン。M─1審査員での復帰の声もあったが……。
「やはり騒動が尾を引いているのでしょうか。復帰の話も出ては消え、を繰り返していますよね」
クリスマス直前に放送される『M─1グランプリ』(テレビ朝日系)は松本の穴を埋められるのだろうか。
女性の“優しさ”がわかるランキング
2位の松本と2票差で1位となってしまったのが、
「うるさい!」(長崎県・47歳)、「食事中に唾を飛ばしてきそうで嫌だ」(福島県・57歳)
明石家さんま(69)がランクイン。
「うるさくて嫌、という意見が多く、クリスマスは静かにしっぽりと過ごしたい方が多いのでしょうか。中には『明石家サンタ』(フジテレビ系)を見たいので私と一緒にいるのはダメ』という可愛らしい意見もありましたが(笑)。さんまさんは、人の話を聞いてくれないイメージが強いみたいですね」
全体のランキングを見て津田さんは、
「女性はちゃんと年相応の相手を選ぶんだなと改めて思いました。恋愛リアリティー番組などでも男性は一回り以上年下に平気でいくのに、女性はちゃんと自分の年に見合った人を選ぶ傾向にある。客観視ができているのでしょうね。
また、過ごしたくない男性に対しても『生理的に嫌』とか『顔が嫌い』とかの差別につながるような選び方をしていない。ちゃんと理由があって、その人が直せる範囲で文句を言っているのが優しいなと思いました。やっぱり40歳以上の日本の女性は優しいということがよくわかるランキングでした(笑)」