大小さまざまな形の小石が敷き詰められた海岸の砂浜。一見なんの変哲もない光景ですが、よくよく見てみると、そこには「半熟玉子の化石」が?! ……思わず目を疑うような不思議な“石”が、SNSで話題になりました。
話題となった投稿の写真には、半熟玉子の黄身がとろけているかのようなオレンジ色の楕円形の層と、玉子の白身を思わせるような、若干白味がかった透明色の2層になった石。
まるで半熟玉子がそのまま化石になってしまったようなその姿は、黒色や灰色の石たちの中にポツンと存在する様子もあいまって、ひときわ目を引きます。
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そんな「半熟玉子の化石」を投稿したのは、猫と水族館と海の生物とシーグラスを愛する「たんたん」さん。この摩訶不思議な石の正体は「シーグラス」と呼ばれるもので、海の波に揉まれることで角が取れて丸くなったガラス片なのだそう。
川や湖などの水辺でも同じようなガラスが見つかることがあり、その場合は「リバーグラス」や「レイクグラス」と呼ばれるそうです。
「シーグラスはほとんどが白、水色、緑、茶色といった単色で、形は丸や三角四角などがあります。今回のように、色が赤と白の層になっているものは多分初めて見つけたと思います」(たんたんさん)
今回はその珍しさから「見つけて『おぉぉ〜!』と声が出ちゃうほど驚きました」と語るたんたんさん。このようなシーグラスは砂浜が広ければ探せる範囲が広くなるため、事前に海岸のタイド(潮の満ち引き)グラフを見て干潮の時間を確認し、探しに出かけるそうです。
人工物であるガラスが、自然と偶然の力で思わぬ形に見えるシーグラス。どこか4つ葉のクローバーのような喜びを運んでくれそうな雰囲気がありますね。
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<記事化協力>
たんたんさん(@tantan_pararin)
(天谷窓大)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 天谷窓大 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024122304.html
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