たとえよく知る場所だったとしても、プロの写真家が切り取る風景には新しい発見があることが多い。知らない場所ならなおさらだ。山口・長門の俵山温泉の人々や景色を写した大判フィルム作品を展示する写真展、「だれかのふるさとと出会う旅」第2弾が2025年1月14日〜3月7日に、東京スクエアガーデンアートギャラリー(東京都中央区京橋3-1-1/東京スクエアガーデン1階オフィスエントランスホール)で開催される。東京建物株式会社(東京)・長門市観光コンベンション協会・SD-WORLDの共催 。長門市俵山の特産品が並ぶ日もある。入館無料。
写真は2021〜22年に、俵山で地域おこし協力隊の活動、「俵山の“いま”を残したい! プロジェクト」の一環として撮影されたもの。地域の人々の記録写真のほか、撮影風景の記録写真と映像も制作された。展示作品は、フォトグラファーのKoichiさんが大判フィルムカメラで撮影したもので、昔ながらの温泉街を中心に、そこに生きるさまざまな人の“いま”を捉えている。キャプションでは撮影時の交流エピソードなどを交え、俵山温泉に生きる人々の姿や思いを紹介する。
会期中の3月4日には、東京スクエアガーデン1階貫通通路で開催されるフードマルシェ「京橋マルシェ」で俵山の特産品販売もある。また、同日夕方には東京スクエアガーデン6階「シティラボ東京」で、Koichiさんと俵山地域活性に励む藤永義彦さんによるトークショー「おいで〜ね俵山温泉!」も開催予定だ。申し込みは2月28日(金)まで、長門市観光サイト「ななび」内イベント詳細ページから受け付ける(定員に達し次第締め切り)。定員40人。参加費無料。
「だれかのふるさとと出会う旅」は、「東京と“ふるさと”をつなぐ」をテーマに、さまざまな地方・地域に焦点を当てた展示を行う企画で、今回は8〜9月に行われた第1回「石川県写真展」に続く2回目。