札幌ススキノのガールズバーで起きた爆発火災。JNNは犯行の瞬間をとらえた防犯カメラ画像を独自に入手しました。そこには、バケツに入ったガソリンのような液体をまく男の姿が…
■防犯カメラに“液体入りバケツ”を持つ男
11月26日、札幌・ススキノのガールズバーで発生した爆発火災。男女4人がけがをし、火をつけたとみられる建設業の久保裕之社長が死亡しました。
事件直前、現場周辺の防犯カメラが捉えた久保社長とみられる男の姿は、黒い帽子にマスク姿。左手に持つバケツにはフタがしてあります。
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男はこの後、ビルの2階にあるガールズバーに向かいます。
入口前の防犯カメラが男を捉えたとき、バケツにフタはなく、液体が入っていることがわかります。男はバケツをいったん床に置くと、ビンのようなものを持ち、何かを撒いたようです。
男はその後、店内に入り火をつけますが、その瞬間を別の防犯カメラが捉えていました。
男はバケツを両手で持ち、床に液体をまいているのがわかります。男がライターのようなものを取り出したことも確認できます。爆発後、入口の前では火の手が上がっていました。
事件翌日、捜査員が現場から回収したのは、バケツのフタのようなもの。男が持っていたバケツのものでしょうか?
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自身も重度のやけどを負い、両足を切断するなどの治療を受けていた久保社長。事件から3週間経った19日、広範重症熱傷で死亡しました。
■久保社長の父親「性格は気の小さい部分が大きい」
久保社長は今回の事件で重傷を負ったガールズバーの女性従業員と同居していましたが、その後、解消。女性の引っ越し先に現れたり、「会いたい」と繰り返しメッセージを送信したりするなど、つきまとい行為もあったといいます。
事件の1週間後に取材に応じた父親。久保社長とは疎遠だったといいます。
――最後に見たのは?
久保社長の父親
「もう4年以上前だと思います。性格はどっちかっていうと、気の小さい部分が大きいと思うんだけども」
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――何か印象に残ってることとかありますか。
「特別ないね、うん」
警察は死亡した久保社長が店に火をつけたとみて、現住建造物等放火などの疑いで書類送検する方針です。