「皇族は生身の人間」秋篠宮さまの苦言の余波…愛子さまにも迫る宮内庁長官との“運命の面談”

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2024年12月25日 06:10  web女性自身

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12月23日、愛子さまがインフルエンザのために発熱されたことが発表された。



「この日は上皇さまの91歳のお誕生日で、お祝いのご挨拶に伺う予定でしたが、急きょお取りやめになりました。27日まで予定されていた行事などへの出席を見合わせられるそうです」(皇室担当記者)



そんななか愛子さまのご将来にも関係する秋篠宮さまと宮内庁長官の“やり取り”が注目を集めている。



「宮内庁長官が会見で反省の弁を述べたという報道には、私も非常に驚きました」



そう語るのは、神道学者で皇室研究者の高森明勅さん。高森さんの言う“反省の弁”とは、12月12日の西村康彦宮内庁長官の定例記者会見での発言だ。



そもそもの発端は、お誕生日に際しての記者会見での秋篠宮さまのお言葉だった。皇室担当記者によれば、



「9月に衆参両院議長が、皇族数確保策に関する与野党協議で、女性皇族が結婚後も皇室に残る案についてはおおむね賛同を得られたとの見解を示しました。この件に関して宮内記者会は、『当事者のご意見を聴取する機会が必要とお考えでしょうか』と、秋篠宮さまに質問したのです」



質問に対する秋篠宮さまのお答えが、次のようなものだったのだ。



「該当する皇族は生身の人間なわけで、その人たちがそれによってどういう状況になるのか、そのことについて私は、少なくとも、そういう人たちを生活や仕事の面でサポートする宮内庁の然るべき人たちは、その人たちがどういう考えを持っているかということを理解して、若しくは知っておく必要があるのではないかと思っております」



“皇族は生身の人間”という異例の表現を用いての、“なぜ当事者である女性皇族たちの意見を聞こうとしないのか”という苦言だった。



「西村宮内庁長官は記者会見で、秋篠宮さまのお言葉に対して、『殿下のおっしゃったことはまさにそのとおりで、宮内庁の職員として心しておかなければいけないことだと思う。十分お話を伺う機会はなかったと反省している。いろいろなお話を今後とも伺っていきたい』と述べたのです」(前出・皇室担当記者)





■天皇陛下の苦衷を和らげるための愛子さまのご選択は――



秋篠宮さまのご発言について宮内庁関係者はこう語る。



「私はご発言は、宮内庁というより、国政に携わる政治家たちに向けられたものと感じました。天皇陛下はじめ皇室の方々は政治的発言を避けられています。



それをいいことに政治家たちが皇族方の意見を聞かないまま、皇族数減少についての議論を進めていることに疑問を感じていらっしゃるのだと思いました。さらに言えば、国会での議論もまったく進んでいません。その点にもいらだちを覚えておられるのでしょう」



前出の高森さんも、まさかの現状に驚いているという。



「’21年12月に出された『「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議』の報告書によれば、『現在の内親王・女王殿下方は、現行制度下で人生を過ごされてきたことに十分留意する必要がある』と明記されています。



現行制度とは、おもに皇室典範12条の《皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる》のことを指しています。“十分留意する”ためには当然、女性皇族方のお気持ちを丁寧に確認しなければなりません。



それにもかかわらず、宮内庁はその確認を怠ってきたというのです。もしすでに皇族数の減少を止めるための法案が可決されていたら、それは人生の変更を迫られる当事者の方々を無視して決められたものになる可能性もありました。この令和の時代で、そういった人格の尊厳を無視するやり方は許されません」



秋篠宮さまの“皇族は生身の人間”発言により、愛子さまも“運命の決断”を迫られることになるという。前出の宮内庁関係者によれば、



「宮内庁長官が公の場で『いろいろなお話を今後とも伺っていきたい』と明言した以上、そうした機会が近々に作られるのは間違いありません。長官が天皇皇后両陛下のご了解を得て、愛子さまや佳子さまらとの“面談”が設定されることになると思います。



もちろん愛子さまのお言葉やご意見が公表されることはありませんが、政府の関係機関を経由して、衆参両院の議長や副議長に伝わるはずです」



愛子さまにとっては、ご自身の意見を表明できるまたとない機会ともいえるが……。



「愛子さまは天皇陛下が長年苦慮されていることを間近でご覧になっています。陛下は皇族の減少によって、いずれ皇室が消滅してしまうのではないかと危惧されているのです。



また愛子さまは成年会見でも、『皇室は、国民の幸福を常に願い、国民と苦楽を共にしながら務めを果たす、ということが基本であり、最も大切にすべき精神であると、私は認識しております』と、述べられていました。日本赤十字社に就職されたことからも明らかなように、一貫して“国民の幸福に尽くす”ことを人生の目標とされているのです。



天皇陛下と雅子さまが、愛子さまに“結婚した後も皇室に残ってほしい”と、おっしゃることはないでしょう。しかし愛子さまご自身は、天皇陛下の苦衷を少しでも和らげ、また国民の幸福を追求するために、“両陛下を生涯お支えするため”の皇室典範改正を望まれる可能性が高いようにお見受けします」(前出・宮内庁関係者)



玄葉光一郎衆院副議長は、12月17日に配信されたラジオNIKKEIのポッドキャスト番組で、安定的な皇位継承の与野党協議について、’25年7月の参院選を前に結論を出すことを目指すと語った。



政治家たちが導き出した結論が、愛子さまの“涙のご決断”に沿うものになることを切に祈りたい。

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