フランス発のクリスタルガラスメゾン「ラリック(Lalique)」が、ダミアン・ハースト (Damien Hirst) とコラボレーションしたアートコレクション「エターナル」を伊勢丹新宿店で一般公開・販売する。期間は2025年1月8日から2月4日まで。
ダミアン・ハーストとラリックは、オブジェとパネルからなるエターナルシリーズを2015年に初めて発表。2017年には第2弾をコレクションに加えた。1980年代後半以来、「時が止まり、生命と美、死と混沌がクリスタルの中で凍りつく」というテーマで、ハーストは作品を作り続けており、同コラボ作品では生命のサイクルを象徴するようなモチーフを提示したという。パネル作品はフレームを装着し壁掛けとして、もしくはイーゼルを使って置き型ディスプレイとして展示できる。
伊勢丹新宿店では、「エターナル・ビューティ(ETERNAL BEAUTY)」(349万3600円)や「エターナル・プレイヤー(ETERNAL PRAYER)」(439万2300〜698万8300円)、「エターナル・メモリー(ETERNAL MEMORY)」(263万5600〜349万3600円)など計5作品をラインナップ。蝶はダミアン・ハーストの視覚言語の中心的な位置を占めており、エターナル・ビューティでは蝶のイメージをクリスタルの中に閉じ込めた。エターナル・プレイヤーは、ハーストの「The Immaculate Heart(穢れのない心臓)」(2008)を想起させる作品で、鳩の翼で飛び上がる雄牛の心臓が、それを貫く短剣によって引き下げられている。
エターナル・メモリーは、クリスタルのオブジェで子どもの頭蓋骨を表現。古典的なメメント・モリのイメージと、アステカの頭蓋骨や装飾を愛するメキシコの文化、彼らの死に対する考え方から得たインスピレーションを組み合わせたという。
■ラリック&ダミアン・ハースト 伊勢丹新宿店 一般公開・販売期間:2025年1月8日(水)〜2月4日(火)会場:伊勢丹新宿店本館5階所在地:東京都新宿区新宿3-14-1営業時間:10:00〜20:00