大井川鐵道、元南海6000系が12/30デビュー - 普通・区間急行で運用

大井川鐵道は25日、南海電気鉄道から譲り受けた6000系2両(モハ6016+クハ6905)について、2024年12月30日から営業運転を開始すると発表した。金谷〜川根温泉笹間渡間(片道距離20.0km)で運用され、新金谷駅を10時31分に発車する金谷行の普通列車から営業運転を開始する。


12月30日は新金谷駅10時31分発の普通列車(金谷行)に続き、金谷駅10時48分発の区間急行(川根温泉笹間渡行)、川根温泉笹間渡駅11時54分発の区間急行(金谷行)、金谷駅12時46分発の普通列車(新金谷行)で6000系を使用。12月31日以降の運用は同社公式サイトに掲載予定としている。



大井川鐵道は2020年7月、南海電鉄から6000系2両を譲り受けた。1966年に製造されたオールステンレス車体の車両で、高野線の難波〜橋本間にて通勤・通学など生活の足として使われたという。車体寸法は長さ20m・高さ4.16m・幅2.74m、重さ30〜36.5トン。車内はロングシートの座席配置で、定員は1両あたり160名。大井川鐵道における新形式電車の営業運転開始は、2015年2月の元東急電鉄7200系2両(十和田観光電鉄から譲渡)以来とのこと。（MN 鉄道ニュース編集部）