工藤静香は意識高め”よもぎ餅”入り、藤原紀香は関西風白みそ仕立て…芸能人の“こだわりお雑煮”分析

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2024年12月26日 06:10  web女性自身

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「もともとお雑煮は京都が発祥で、宮廷文化が公家から武家へ伝わり、明治以降に市民も楽しむようになったといわれています。元旦に全国で皆が一斉に食べる日本の伝統食ですが、お餅の形やお出汁の味、入れる具材など、地方によって個性があります」



こう話すのは、栄養士でフードコーディネーターの若宮寿子さん。たとえば、関西は丸餅、関東は角餅を使い、関東はおつゆが醤油ベースで、関西は白みそ仕立てという具合。



「特に芸能人の方々のお雑煮を見ていると、それぞれの家庭で異なるお雑煮が垣間見えて楽しいです」(若宮さん、以下同)



食にこだわりのある芸能人は一体どんなお雑煮を食べているのだろうか。近年、SNSに投稿されたスターたちのお雑煮を若宮さんに解説してもらった。



■木村文乃さん



「#ふみ飯」というハッシュタグで、頻繁に紹介している手料理が“プロ並み”と話題の木村文乃さんは、自身のインスタグラムに具材がぎっしり詰まったお雑煮を披露している。



「とてもきれいなお雑煮です。結びかまぼこが飾ってあるところが縁起がよさそうですし、目にも嬉しいですね。『鶏もも肉だと思っていたら鶏ミンチ肉だった』ということで急遽肉団子にしたそうですが、その臨機応変な機転の効かせ方はお料理づくりには大切です。



青菜、鮭、丸もち、肉団子と栄養のバランスもとれていますし、色合いも整っています。すてきなお雑煮です」



■渡辺美奈代さん



オフィシャルブログのほか、「渡辺美奈代のMinayo チャンネル」でも料理の腕前を披露している渡辺美奈代さんは、具の形や器にもこだわりの行き届いた一品をブログで紹介。



「見せ方がお上手です。小松菜とお餅がメインのシンプルなお雑煮ですが、器や水引が晴れやかなお正月の演出になっています。具を梅の型でくり抜くなど彩りも美しいですね。白だし、昆布、あごだしの組み合わせも出汁が効いていておいしそうです」



■藤原紀香さん



食へのこだわりが、夫である歌舞伎俳優・片岡愛之助さんの体調管理にも一役買っていると評判の藤原紀香さん。関西出身の二人の食卓に並ぶお雑煮は、関西風の白みそ仕立て。



「ご主人の愛之助さんの健康を考えて塩分控えめにしようとなさっているのでしょうか、鰹節と青のりをかけて味に深みを出しています。京人参、青のり、白みその3色も彩りがよく、関西風白みその伝統も生かしたヘルシーお雑煮ですね」



■笑福亭鶴瓶さん



「駿河家のお雑煮です」と、一見めずらしいお雑煮をアップしたのは笑福亭鶴瓶さん。「あんもち」(=あんこ入りの餅)が使われている。



「鶴瓶さんは奥様がお作りになっていると思うのですが、あんこ餅が入ったお雑煮は、四国、香川県が有名です。輪切りの大根は家内円満の意味合いがあります。全国でもあんこ餅が入ったお雑煮は香川県の特徴ですが、こうして家族の伝統を今でもつないでいらっしゃるのがうかがえます」



■工藤静香さん



工藤静香さんが数年前に披露していたのは、健康意識の高さを映し出す、よもぎ餅を用いたお雑煮だ。



「よもぎ餅を使ったお雑煮ということで、とても健康的。よもぎにはベータカロテンが豊富で、寒い時期は風邪予防に働いてくれます。工藤さんのお雑煮はお野菜も豊富で家族の健康を考えて作られていることがよくうかがえます。よもぎ餅の色合いが暗いので、緑色の葉野菜などをゆでて加えるとにんじんの赤とで明るくより華やかになるのではないでしょうか」



料理の腕前や、ゆかりある土地の文化への思いなどがうかがえる芸能人のお雑煮。2025年は、どのスターの食卓が注目を集めるだろうか。

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