会社側の不手際によって、せっかく面接に行っても無駄足に終わることがある。埼玉県に住む50代男性は「某公共施設の維持管理の業務について、求人募集」があったため応募した。
「先方から面接の日時をいくつか指定した内容のメールが着たので、第一希望、第二希望を記載のうえ返信しました」
順調に面接を受けられるように思えたが、この後理不尽な対応を取られることとなる。(文:真鍋リイサ)
謝罪もなく不採用、なのに「再び転職サイトに新たに採用募集してました」
男性は面接当日、「面接日時の10分前に到着」したというが、本部の採用担当である面接官や、某公共施設の館長たちは指定の時刻に現れなかった。5分遅れてやってきた館長は、謝りもしなかったという。
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「悪びれた様子もなく、他お客様がたくさん居る談話室(ロビー)で、『既に採用者が決まった』と面倒くさそうに話し、更に謝罪が一切なく、10分足らずで速攻帰されました」
日時を指定してきたのに面接を行わず追い返すとは衝撃だ。さらに不可解なことに、男性へ面接の日時指定のメールが送られてきたのは、内定者が決まった日の夕方、つまり面接日の前日だったそう。
「夕方(面接に来いと)メールしておきながら、翌日『内定者が決まった』って、明らかに不手際にもほどがありますよね?」
前日に採用者が決まっていたなら、そのことを事前に伝えなかったことは会社側の不手際だ。「先に履歴書等を添付ファイルで送信」しているため、その時点で不採用にし、面接に来させる必要はなかったのだ。
「結局、面接日の数日後、その件に全く触れず、当然の如く謝罪もなく、不採用とメールがきました。そのメール後、再び転職サイトに新たに採用募集してました」
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採用募集していたということは、採用者が決まったという話は嘘だったのか。
「あまりに酷すぎかつ非常識なんで投稿しました。面接でそんな対応する会社だから、もし入社したらとんでもないコンプライアンス意識の低い事だらけだったと思うと、面接時に分かって良かったです」
男性にとってはひどい経験だったが、その会社に入社しなかったのは良かったのかもしれない。
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