ユニクロ最注力の「パフテック」好調 「ウルトラライトダウン」のクレーム乗り越え

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2024年12月26日 07:21  ITmedia ビジネスオンライン

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ユニクロの「パフテック」が好調だ(イメージ)

 ユニクロが注力する機能性中綿「PUFFTECH(パフテック)」シリーズが好調だ。10月から秋冬シーズンに向けた新作を投入しており、担当者に聞くと売り上げに関する数字は明かせないとしつつ、「おかげさまで好調のため、色やサイズによっては現在ないものもある」という。


【画像】今、最も売れている「パフテックコンパクトベスト」(3990円、全7枚)


 同シリーズで最も売れている商品は何か。担当者によると1位は「パフテックコンパクトベスト(ウイメンズ)」(3990円)、2位は「パフテックパーカ」(6990円)、3位は「パフテックパーカ(ウイメンズ)」(6990円)だという。


 顧客に評価されている点として「軽くて暖かい」「手洗い可能」「綿抜けしない」などの要素があるという。「ダウンではできないデザイン性の高いキルトも評価されているポイントです」(担当者)


 パフテックは、ユニクロが東レと共同開発した中綿を使用した商品。天然の羽毛の構造を化学繊維で模し、多くの空気を含んだ層を生み出すことにより、高い断熱効果と保温性を実現したという。


●ウルトラライトダウンの課題乗り越え


 パフテックの開発背景には、同社の主力商品の一つ「ウルトラライトダウン」の課題を乗り越える目的もあった。


 厚手が主流だったダウンジャケットを、軽くて薄い「日常着」として仕上げたウルトラライトダウンは大きくヒットした一方で、「中に着用したセーターに羽毛がつく」というクレームも非常に多かったという。また、羽毛が外に出ないようにするためにデザイン上の制約もあった。


 着こなしの多様化により軽量アウターの需要も高まる中、ウルトラライトダウンにあった課題を乗り越えたのがパフテックだという。10月の記者発表会では、パフテックを「ユニクロの最注力商品」として打ち出す狙いを明らかにしており、グローバル展開も仕掛けている。同商品はこのまま、ユニクロの新たな収益の柱となるか。



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