イギリスのチャールズ国王は毎年恒例のクリスマスメッセージを発表し、世界中の紛争下に生きる人々に思いを寄せました。
チャールズ国王
「このクリスマスの日に、中東、ヨーロッパ、アフリカなどで紛争の壊滅的な影響が多くの人々の命と生活を日々脅かしているということを考えずにはいられません」
チャールズ国王は25日、クリスマスのビデオメッセージを公開し、長期化するロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナ自治区・ガザで続く戦闘などに懸念を示した上で、紛争下に生きる人々や人道支援にあたる人々に思いを寄せました。
また、今年の夏に国内で発生した極右主導の暴動についても言及し、「無法行為に対し地域社会が団結したことを誇りに思う」と国民を称えました。
ビデオメッセージは例年バッキンガム宮殿などで撮影されていましたが、今年はかつて病院付属の礼拝堂だった「フィッツロビア礼拝堂」で行われ、18年ぶりに王室の所有地以外が選ばれました。
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今年は王室メンバーが相次いで病気に見舞われたことから、医療従事者に感謝と敬意を表したものとみられます。