マンチェスター・シティを率いるジョッゼップ・グアルディオラ監督が、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃す可能性があることに危機感を抱いていることを明かした。25日、イギリスメディア『スカイスポーツ』やイギリス紙『ガーディアン』が伝えている。
マンチェスター・シティは2011−12シーズンから14シーズン連続でCLに出場を果たしており、イングランドのクラブでは現在の最長記録で、これよりも長い連続出場記録を持っているイングランドのクラブはアーセナル(19年連続)とマンチェスター・ユナイテッド(18年連続)だけとなっている。
UEFA(欧州サッカー連盟)のポイントランキングでイングランドは現在首位に立っていることから、現時点では今季のプレミアリーグを5位で終えても来季のCL出場権を獲得できる位置にいるが、マンチェスター・シティは直近の公式戦12試合でわずか1勝(2分け9敗)にとどまっている状況から、プレミアリーグでは7位に位置しているため、CLへの連続出場が途絶える可能性も浮上している。
来季のCL出場が危ぶまれていることを聞かれたグアルディオラ監督は「財政面は問題だ。もちろんそうだ」と出場権を逃せばスポーツ面だけではなく、財政面でも大きな影響があることを認めつつ、次のように続けた。
「それだけではない。今、私たちにはリスクがあり、それは間違いないことだ。私が以前にこれを言った時は人々は笑った。彼らは『チャンピオンズリーグで出場資格を得ることは大成功ではない』と言っていた。でも、私は起こり得ることだと思っている。なぜなら、この国ではよくあることだからだ。何年もの間優勢だったとしても、何年か経ったら、出場権を得られないことなどはね」
「過去11、12年間チャンピオンズリーグに出場し続けてきた唯一のチームはマンチェスター・シティだ。だけど、もし私たちが出場権を得られなかったら、それは私たちがそれに値していないからだ。準備不足で、多くの問題を抱え、それを解決できず、試合に勝つ方法を見つけられなかったからだ。出場できる候補はたくさんある。どのクラブにとってもそれはとても重要なことであり、試合に勝てなければ私たちは逃すだろう」
CLへの連続出場記録はアーセナルが2017年に「19」で止まったほか、マンチェスター・ユナイテッドは2014年に「18」で止まり、チェルシーは2016年に「13」で止まり、リヴァプールは旧ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップの時代以来、6回連続で出場したことがないなど、プレミアリーグのクラブでCL連続出場を継続するのは難しいこととなっているが、果たして14年連続出場を記録しているマンチェスター・シティは来季も出場することができるのだろうか。