2024年に社会を動かし、つなげた“行動する人”を表彰する「Public of The Year 2024」の授賞式が12月26日に行われ、東急プラザ原宿「ハラカド」に「小杉湯原宿」を開業した小杉湯の副社長・関根江里子氏が「企業・事業部門」で受賞した。
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関根氏は「銭湯が好き」という気持ちを原動力に、株式会社ペイミーの取締役から株式会社小杉湯の副社長へ転身。都内でも有数の一等地と言える東急プラザ原宿「ハラカド」に、「小杉湯原宿」を開業した。
授賞式に登壇した関根氏は「私は銭湯の家の生まれでも何か縁があったわけでもありません。父が還暦の時に生まれた娘でして、幼少期に父と行く銭湯で見る光景が、そこだけはあまり関係性を聞かれたり、自分のことを執拗に聞かれるということもなく、ただみんなが気持ちよく湯に浸かっているというものでした。それが、私の思う1番素敵な社会だったというのが原点にあります。3年前にペイミーの取締役会の帰りに入った銭湯で、自分が本当に命を燃やして経営をするんだとすれば、今入っている銭湯のようなこの風景を社会に残したいと突然降ってきまして、そこから小杉湯とご縁があって出会い、今年原宿に銭湯を開業するに至りました」と話し、「私ども小杉湯がやっていることは、何か社会に対してこう変えてやる、であったりとか、強く改革をするという、そういうことではなく、ただただ日々温かい湯を沸かして、いろんな皆さんが気持ちよくお風呂に入れるという、ただそのことだけが1番社会に対して柔らかく需要を伝えていける方向だと思っているので、明日からも変わらずに平和に銭湯を営業していくことに邁進していきたいと思っております。この度は素敵な賞を頂きまして、誠にありがとうございました」とコメント。
そして「私は人生で生まれてきて初めてここまで強く好きだと思えたものは銭湯が唯一でして。私にとっては父と過ごし、父と見てきたこの1番好きな社会を自分は作っていきたいという思いで銭湯をやっております。なので、きっと好きという気持ちに合わせて、こういう社会を作りたいという、自分の中での強い信念みたいなものが合わさって、いま銭湯というものを頑張れているんじゃないかなと思います」と語る。
さらに来年について聞かれると、「今年の4月に原宿が開業しまして、準備期間としては3年ほど今日時点で経っているんですけれども、この3年間、たくさんの布石を打ってきました。なので、来年はその布石を回収するような年にして、たくさんの花を咲かせるような1年にできたらなと思っております」と語った。
☆「Public of The Year 2024」受賞者(主催:PR TIMES)
・企業・事業部門
関根 江里子 / 株式会社小杉湯 副社長 / 株式会社ゆあそび 代表取締役
中田 哲也 / のと鉄道株式会社 代表取締役社長
松田 崇弥・文登 / 株式会社ヘラルボニー 代表取締役Co-CEO
・学術・文化部門
一力 遼 / 囲碁棋士、河北新報社取締役
織田 友理子 / NPO法人 ウィーログ代表理事 / NPO法人PADM(遠位型ミオパチー患者会)代表
小森 日菜子 / 絶滅動物「ニホンオオカミ」の研究者
・芸能・スポーツ部門
小田 凱人 / プロ車いすテニス選手
北口 榛花 / 陸上女子やり投選手
Creepy Nuts / アーティスト
元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20241292346.html