ソフトバンク・上沢直之が入団会見「簡単な決断ではなかった」、「すごく時間をかけて悩みました」

　ソフトバンクの上沢直之が26日、入団会見を行った。背番号は『10』に決定。

　上沢は「僕に対する役割、こうなってほしいビジョン、倉野さんとも1度お話をさせていただいて、こういう環境で、こういうことがホークスは優れているよと、たくさんお話をいただきました。ホークスさんの熱意に僕の心が打たれたというのが一番です」と移籍先をソフトバンクに決めた理由について説明。

　上沢は今季はアメリカでプレーしていたが、昨季までは日本ハムで12年間プレーしていた。移籍を決断を至るまでに、「今回の決断は簡単な決断ではなかったので、すごく時間をかけて悩みました。いろんなことを考えましたけど、今回こうして自分で決断した道なので、この決断がより良かったものと言えるようにプレーで結果で見せられればいいなと思います」と明かした。

　悩んだポイントについては「ファイターズの皆様には僕を野球選手として育てていただきましたし、ファンの方には北海道のみならず、ファームにいた鎌ヶ谷にいたときからすごく色々温かい言葉だったり、いいときも悪いときも支えていただいた。今こうして僕がアメリカに挑戦できたのも、ファイターズの皆さんのおかげだと思うので、そういう点を考慮した時にすごく悩んだというか本当に簡単な決断ではなかったので、時間をかけてしっかり決断させていただきました」と話した。

　これまで敵チームだったソフトバンクが来年からは味方になる。「僕が日本でプレーしている時から何度も対戦してきて、手強いなというか素晴らしいチームだなというのを投げながら感じていましたし、投げていても嫌な打線、嫌なチームだなというのが正直なイメージ。これからは僕の味方になることに関しては頼もしく思っています」。

　来季に向けては「交渉の場でも世界一の球団を目指していると三笠さんからいっていただいたので、僕もその一員になれるように頑張りたいなと思いますし、まずは来シーズン、リーグ優勝、日本一の戦力に必ずなれるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。