北海道の年末年始は例年以上の寒さ 大雪や吹雪に注意 1か月予報

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2024年12月26日 18:40  日本気象協会

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日本気象協会

北海道の年末年始は例年以上の寒さ 大雪や吹雪に注意 1か月予報

今日(26日)、札幌管区気象台から最新の1か月予報が発表されました。北海道は年末年始は例年以上に厳しい寒さとなり、大雪や吹雪となる所がありそうです。交通機関に影響が出る可能性もあります。外出の際は余裕をもった計画を立て、こまめに気象情報や交通情報の確認をしてください。



●1週目:12月28日〜1月3日 大雪や吹雪に注意 車の中には脱出などのアイテムを用意


12月28日(土)〜12月29日(日):冬型の気圧配置が強まる見込みです。太平洋側やオホーツク海側は広く晴れますが、太平洋側西部では時折雪雲が流れ込み、ふぶく所があるでしょう。日本海側は雪の降る所が多く、雪の中心は留萌や上川、空知、石狩北部となり、同じような場所で雪が続きそうです。西よりの風が強く、沿岸部を中心にふぶく所があるでしょう。札幌は北区や南区を中心に雪が降り、中央区でも時折雪が降る見込みです。

12月30日(月):冬型の気圧配置が弱まるでしょう。日本海側を中心に雪の降る所はありますが、雪の降り方は弱くなる見込みです。年末年始の中では比較的穏やかな天気となりそうです。

12月31日(火):低気圧が東北地方に進み、北海道付近は気圧の谷の中となります。札幌や函館など道央や道南方面を中心に湿った雪が降るでしょう。風が強まり、一時的にふぶくこともありそうです。

1月1日(水):低気圧が北海道の南海上を通過するでしょう。低気圧の動向によりますが、はじめは太平洋側を中心に雪が降り、午後は日本海側やオホーツク海側を中心に雪雲が流れ込む可能性があります。

1月2日(木)〜1月3日(金):冬型の気圧配置となります。太平洋側は東部を中心に晴れますが、日本海側やオホーツク海側は雪が降るでしょう。風向きが変化するため、雪の降る場所も次第に変わり、広い範囲で雪が降りそうです。沿岸を中心にふぶく所もあるでしょう。

車での移動を予定している方は、万が一、雪で立往生した時の備えをしっかりとしておきましょう。用意するアイテムのポイントは「脱出」と「救助待ち」です。牽引ロープやスコップの他、毛布やカイロなどが車の中にあるか、確認しておきましょう。

なお、気温は平年より低い日が続き、札幌でも最高気温が氷点下の真冬日が続くでしょう。厳しい寒さとなるため、水道凍結にも注意が必要となります。年末年始で長期間、家を空ける時は対策をしておいた方がよさそうです。


●2週目:1月4日〜1月10日 雪の降りやすい天気と寒さが続く


一時的に冬型の気圧配置が緩みますが、低気圧が通過したあとで、冬型の気圧配置が強まることがあるでしょう。日本海側とオホーツク海側では平年と同様に曇りや雪の日が多く、大雪や吹雪となる日がありそうです。太平洋側では平年と同様に冬晴れの日が多いでしょう。気温は平年並みの見込みですが、この時季になると札幌でも最高気温が氷点下の真冬日が当たり前となります。

また、ひとたび荒れた天気になると、停電することがあります。冬場の停電は暖房器具が使えない状態となるため、日ごろからの備えが必要となります。


●3〜4週目:1月11日〜1月24日 流氷初日は網走で1月下旬〜2月上旬頃の見込み


数日の周期で冬型の気圧配置となる見込みです。日本海側とオホーツク海側は平年と同様に曇りや雪の日が多く、太平洋側は平年と同様に晴れる日が多い見込みです。気温はほぼ平年並みですが、平年より幾分低くなる可能性もあります。

北海道では、この時季になると流氷の話題が聞こえ始めてきます。12月25日に札幌管区気象台が発表したオホーツク海の長期海氷予報によると、今シーズン、オホーツク海沿岸に流氷がやってくるのは、平年並みか平年より遅くなる見込みです。網走の流氷初日は1月下旬〜2月上旬頃の予想です。これからの北海道は冬のイベントが盛りだくさん。天気予報からも目が離せません。

※流氷初日とは、視界内の海面にはじめて流氷が見えた日です。



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