フレグランス大手のインターパルファム(INTER PARFUMS)が、自社ブランド「ソルフェリーノ(Solférino)」を2025年にローンチする。
ソルフェリーノは、ニッチフレグランス市場に向けて調香師が開発した10種類のフレグランスコレクションからなる。当初は厳選した流通チャネルで販売し、2025年末までには同社初となる実店舗のオープンとECサイトの開設を予定している。
そのほか同社は2025年に、ヨーロッパを拠点とするフレグランス事業で、「モンブラン(Montblanc)」の「エクスプローラー」をはじめ、「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」のメンズライン、「コーチ(COACH)」のレディースとメンズライン、「ラコステ(LACOSTE)」の「L.12.12」と「オリジナル」などの既存のラインナップを拡充する。アメリカを拠点とする事業では、「ゲス(GUESS)」にメンズフレグランス「アイコニック(Iconic)」など新作を投入し、ブランドの勢いを活用。「フェラガモ(FERRAGAMO)」は、ブランドの新たな柱となる香り「フィアマ(Fiamma)」の開発や、メンズラインの拡大を予定している。
インターパルファム社のジャン・マダー会長は、「2025年の我が社の取り組みは、現在フレグランス市場に影響を及ぼしているさまざまな要因を考慮し、慎重な見通しを反映したものです。フレグランスのみならず、ボディミストやボディクリームなどのケア商品へのカテゴリー拡大も視野に入れており、2025年も記録的な年になると確信しています」とコメントした。
1982年に誕生したインターパルファムは、ブランドオーナーとのライセンス契約に基づき、幅広いプレステージフレグランスとフレグランス関連商品を製造・販売している。「アナ スイ(ANNA SUI)」、「ブシュロン(BOUCHERON)」、「コーチ(COACH)」、「ディーケー エヌワイ(DKNY)」、「エマニュエル ウンガロ(Emanuel Ungaro)」、フェラガモ、ゲス、ジミー チュウ、「ケイト・スペード ニューヨーク(kate spade new york)」、ラコステ、「エムシーエム(MCM)」、「モンクレール(MONCLER)」、「オスカー デ ラ レンタ(Oscar de la Renta)」、「ロベルト・カヴァリ(Roberto Cavalli)」、「ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)」などを展開し、世界120ヶ国以上で販売している。