レアル・マドリードは来夏の補強ポジションを2つに絞ったようだ。26日、スペインメディア『アス』が報じている。
カルロ・アンチェロッティ体制4年目となった今季のレアル・マドリード。新加入キリアン・エンバぺの不調などが注目されていたものの、着実に勝ち点を積み重ね現在首位アトレティコ・マドリードとの勝ち点差は『1』でラ・リーガ連覇に向け邁進中だ。一方で、オーストリア代表DFダヴィド・アラバやブラジル代表DFエデル・ミリトン、スペイン代表DFダニエル・カルバハルら守備陣で負傷者が目立ち、度々補強ポイントとして挙げられていた。
『アス』は、今冬の移籍市場で獲得する可能性は低いとした上で、来夏にレアル・マドリードが優先候補としているのは右サイドバックと中盤だと主張している。右サイドバックに関しては、カルバハルが来年で33歳になることに加え、現在代役を務めているルーカス・バスケスは同ポジションのスペシャリストではないため、補強の最重要ポイントのこと。中盤に関しては、昨季限りで引退した元ドイツ代表トニ・クロースのような中盤でチームをまとめることができる選手をレアル・マドリードは欲しているようだ。
右サイドバックの第一候補は昨季から報じられていたリヴァプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルド。『アス』によれば、今季限りでリヴァプールとの契約が切れる同選手は、『リヴァプールからの契約延長オファーを断り続けており、レアル・マドリードでのプレーを望んでいる』とのこと。代表で共にプレーしているMFジュード・ベリンガムの存在も影響していると報じている。
中盤の候補については、世界トップレベルであったトニ・クロースの代役は中々見つからないと指摘しつつ、パリ・サンジェルマンのポルトガル代表MFヴィティーニャ、レアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディを候補に挙げているという。
また、当初はセンターバック(CB)も補強ポイントであったものの、アラバが復帰間近であることに加え、21歳のDFラウール・アセンシオの台頭、フランス代表MFオーレリアン・チュアメニがCBでもプレーできることで優先度は下がったと指摘している。