サウサンプトン、“新指揮官初陣”はウェストハムに敗戦…菅原由勢は攻撃で存在感もミスから失点の要因に

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2024年12月27日 03:07  サッカーキング

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ウェストハムがサウサンプトンに勝利 [写真]=Getty Images
 プレミアリーグ第18節が26日に行われ、サウサンプトンとウェストハムが対戦した。

 ここまで17試合を消化したリーグ戦で1勝3分13敗を記録し、勝ち点「6」の最下位に沈むサウサンプトン。今季よりプレミアリーグに復帰を果たした同クラブだったが、開幕から成績が低迷してしまい15日にラッセル・マーティン監督の解任を発表した。新たにイヴァン・ユリッチ監督を招へいして迎えた初戦の相手は、勝ち点「20」の14位ウェストハム。新指揮官の下で日本代表DF菅原由勢は右ウイングバックとして先発出場を飾った。

 試合は、開始早々の5分にウェストハムが決定機を創出。自陣右サイドでアーロン・ワン・ビサカが味方とのワンツーを選択し、リターンを受けた流れから猛烈な勢いでライン際をドリブルで駆け上がる。ペナルティエリアに侵入して折り返すと、カルロス・ソレールがダイレクトでシュート。クロスバーに直撃したボールをギド・ロドリゲスがボックス外で振り抜くが、菅原が体を張ってブロックした。

 一方のサウサンプトンも、直後の10分に菅原がビッグチャンスを演出する。敵陣中央に運んだマテウス・フェルナンデスが右に展開し、菅原がワントラップから大きなクロスを供給。滞空時間の長いボールは大外へと走り込んできたカイル・ウォーカー・ピータースに渡り、頭で繋いだパスをポール・オヌアチュがヘディングで合わせる。しかし、シュートはわずかに枠の右へと外れてしまった。

 18分にはアダム・アームストロングのクロスにマテウス・フェルナンデスが頭で反応。GKウカシュ・ファビアンスキが弾いたこぼれ球を自身で詰めたものの、またもサウサンプトンは得点を奪うことができない。以降もホームチームは両ウイングバックを活かしてチャンスを生み出し、25分にもクロスからポール・オヌアチュが決定的なヘディングをお見舞い。だが、再びGKファビアンスキのビッグセーブに防がれた。

 29分にはウェストハムにアクシデントが発生する。相手のコーナーキックに対してパンチングを狙ったGKファビアンスキがネイサン・ウッドと接触。頭部を負傷したため、GKアルフォンス・アレオラと交代に。ウェストハムは19分にもマックス・キルマンが負傷交代しており、予期せぬ形でプランの変更を余儀なくされた。

 そんななか、59分にアウェイのウェストハムがスコアを動かす。菅原のパスミスでウェストハムがコーナーキックを獲得。一度クロスは相手にクリアされたが、連続した空中戦を経て左サイドでセカンドボールを回収する。細かくパスを繋ぎ、エドソン・アルバレスがボックス左角付近からクロス。大外のボールをトマーシュ・ソウチェクが折り返すと、ジャロッド・ボーウェンが頭で合わせて先制点を挙げた。

 菅原は3分後に交代でピッチを後に。以降も互いにゴールへと迫ったが、リードを守り切ったウェストハムが1−0で勝利を収めた。次節は29日に行われ、サウサンプトンはアウェイでクリスタル・パレスと対戦。ウェストハムはホームでリヴァプールと対戦する。

【スコア】
サウサンプトン 0−1 ウェストハム

【得点者】
0−1 59分 ジャロッド・ボーウェン(ウェストハム)

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