セルティックに所属する前田大然と旗手怜央が、スコティッシュ・プレミアシップ第19節マザーウェル戦でそれぞれゴールを記録した。
今シーズンもスコティッシュ・プレミアシップで圧巻の成績を残しているセルティックは、前節終了時点で14勝2分と無敗をキープ。2位につけるレンジャーズとは消化試合数で並びながら勝ち点差を「9」まで広げており、4連覇に向けて上々の前半戦を過ごしている。
15日に行われたスコティッシュ・リーグカップ決勝ではレンジャーズをPK戦の末に破っており、今季初のタイトルを獲得したが、22日に行われた前節はダンディー・ユナイテッド相手にスコアレスドロー。リーグ戦2試合ぶりの白星を目指す一戦に向けて、前田はスターティングメンバーに名を連ね、旗手と古橋亨梧はベンチから出番を待つ。
試合の均衡は前半アディショナルタイムに破れ、セルティックはアルネ・エンゲルスのPKにより、1点をリードしてハーフタイムに突入。後半に入ると、日本代表のスピードスターが大仕事。セルティックの左コーナーキックから、ニアサイドに飛び込んだリアム・スケールズが頭で逸らすと、ファーサイドでこのボールに反応したのが前田。ヘディングシュートでゴールネットを揺らし、今季のスコティッシュ・プレミアシップ3点目、チャンピオンズリーグ(CL)やリーグカップも含めた公式戦では12点目を記録した。
前田のゴールでリードを広げたセルティックは63分、旗手、古橋、ニコラス・ゲリット・キューンを投入。すると74分、ペナルティエリア手前中央の位置からキューンが左足を振り抜くと、ミドルシュートは相手に当たってコースが変化してゴールに吸い込まれる。セルティックが勝利を決定付ける3点目を奪うと、終盤に入った81分には旗手にもゴールが生まれる。
前田、古橋、アレックス・バジェを経由して、ペナルティエリア手前やや左寄りの位置でボールを受けた旗手は、中央へ持ち出して右足一閃。狙い澄ましたミドルシュートでゴールネットを揺らし、今季のスコティッシュ・プレミアシップ5点目、公式戦では6点目を挙げた。
試合はこのままタイムアップ。フル出場した前田、そして途中出場の旗手のゴールもあり、セルティックが4−0と快勝した。次節は29日に予定されており、セルティックはセント・ジョンストンと、マザーウェルはレンジャーズと、ともにホームで対戦する。
【スコア】
セルティック 4−0 マザーウェル
【得点者】
1−0 45+1分 アルネ・エンゲルス(PK/セルティック)
2−0 57分 前田大然(セルティック)
3−0 74分 ニコラス・ゲリット・キューン(セルティック)
4−0 81分 旗手怜央(セルティック)