JR九州は、北九州空港の最寄り駅である日豊本線の朽網駅に、2025年4月1日から特急列車をさせると発表した。現在、同駅に停車するのは普通列車のみで、博多や大分方面からの特急列車を停車させることで空港アクセスの強化を図る。
朽網駅に停車する特急列車は、毎日上下各5本の計10本。下り列車(博多発大分行き)は「ソニック1号・31号・37号・43号」と「にちりんシーガイア5号」、上り列車(大分発博多行き)は「ソニック6号・8号・16号・42号・48号」。朽網〜博多駅間の所要時間は概ね1時間程度となる見込み。
これに伴い同日から、北九州空港と朽網駅を結ぶエアポートバスを現行の1日27往復から40往復に増便。北九州空港と小倉駅を結ぶバスも同17往復から21往復に増便する。
合わせて、各駅から朽網駅までの乗車券と自由席特急券に加えて、朽網駅から北九州空港までのバス運賃がセットになったデジタルきっぷ「北九州空港特急きっぷ」を発売する。発売額は、折尾駅・黒崎駅発が1,000円、博多駅発が2,400円、別府駅・大分駅発が3,500円。利用期間は2025年4月1日から。同年6月30日まではキャンペーン価格として、折尾駅・黒崎駅発は500円、別府駅・大分駅発は2,700円となる。別府駅・大分駅発は先着1,000名限定。
朽網駅は北九州空港から直線距離で約8キロ西に位置。同空港までは路線バスで結ばれており、所要時間は約17分。
|
|