【年末年始の帰省】「親と介護や老後について話す」人は4割 - 何を話す?

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2024年12月27日 10:11  マイナビニュース

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LIFULL seniorが運営する老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」は12月25日、「帰省時の介護・老後に関する親とのコミュニケーション意向調査」の結果を発表した。調査は2024年12月13日〜12月14日、実親(両親もしくは一方)が存命で、かつ実親と別居しており、今年の年末年始(2024年12月下旬〜2025年1月上旬)に自身の実家に帰省予定がある30〜50代の男女656名を対象に、インターネットで行われた。

○帰省時、介護や老後に関して親と会話意向があるのは4割


「今年の年末年始(2024年12月下旬〜2025年1月上旬)の帰省時に、自身の親に介護や老後について何らかの話をしようと考えているか」については、「考えている」が20.0%、「まぁ考えている」が23.5%となり、約4割が年末年始の帰省の際に親と介護や老後についてコミュニケーションをとる意向があることがわかった。


また、30代〜50代のそれぞれの世代別でみてみると、30代では「考えている」と「まぁ考えている」が合わせて52.8%なのに対して、40代では41.8%、50代では38.4%となっており、若い世代ほど意向が強いことが明らかになった。若い世代は、自身もまた親の立場になったことで親の老いが気になるようになった、自身の経済状況に余裕がある状態ではないため、親の介護に対する危機意識が強いなどが背景として考えられる。

○話そうとしている内容は「健康状態」が1位


年末年始に親と介護や老後について話す意向がある人を対象にきいた「親の介護や老後について親と話そうとしている内容」に関しては、「健康状態について」が53.7%と最も多い結果となった。次いで多かったのが「老後の資金計画や経済面について」で36.8%、「片付け(生前整理・遺品整理)について」で36.5%となった。

○親と介護や老後について話さない理由


年末年始に親と介護や老後について話す意向がない人を対象にきいた「親に介護や老後について話そうとしない理由」に関しては、全体で最も多かったのが「現時点で話す必要性を感じていないから」で45.8%となった。特に30代においては60.9%となっており、親世代が比較的若いため必要性を感じていない可能性がある。



また、全体の数値を見ると「具体的に何を話せばいいかわからないから」が25.3%、「話を切り出すタイミングがない/わからないから」が17.3%、「あなたから話していいのかわからないから」が15.6%となっており、親と介護や老後について話すことに対する気後れのようなものが見られ、心構えや準備に関する課題が見られる。

○親の介護や老後に関して不安に感じていること


「親の介護や老後についてあなた(回答者本人)が不安に感じること」について、もっとも多かったのは「あなた自身の仕事と介護との両立」で42.2%となった。また、「あなた自身の精神的な負担・ストレス」が38.6%、「介護にかかる費用と負担者」が25.6%、「あなた自身の体力や健康状態」が25.5%となっており、回答者本人に関連した事柄が上位を占めていることから、親の介護にかかわることで、自身にどれくらい影響がでるかに不安を抱く人がより多いことが見てとれる結果となった。(Yumi's life)

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