難病を抱えながら日本代表入りの大学生、怪物高校生、9歳のスーパー少女も…関西若手アスリート特番

　テレビ大阪で29日に放送される『スポーツドキュメンタリー Future〜さあ行こう 輝く夢に〜』（後0：10〜1：30　※関西ローカル）で、阪神タイガース・佐藤輝明らに混じり、難病を抱えながら日本代表入りした大学生アスリートや、“怪物高校生力士”、さらに“スーパーゴルフ少女”らが紹介される。

【写真多数】怪物高校生力士、9歳スーパーゴルフ少女など

　同局は、関西のアスリートを多数取材。今回はその中から、5人にフォーカスし、過酷な練習と戦いに挑む姿に密着。元阪神・鳥谷敬のナビゲートで届ける。

　阪神の佐藤は、長打力を持ち味に若き主砲として活躍する一方で、守備では今シーズン、失策数「23」という12球団ワースト成績となった。番組では、根掘り葉掘り質問しまくり、夢見るメジャーリーグへの本音も明らかになる。

　和歌山県在住の36歳・末永真理は。剣道歴31年、全日本選手権で過去3度チャンピオンに輝いたが、昨年はベスト8で敗れた。夫と2人3脚で過酷な練習を積み重ね、悲願の日本一奪還を目指す。

　大阪体育大学女子ハンドボール部の石川空は、強烈なロングシュートを武器に、最年少で日本代表に選出された。その裏で「潰瘍性大腸炎」という難病を抱え、療養しながらチームのエースとして奮闘する。今年が大学生活の集大成。監督が「史上最悪」と評する世代を牽引し、重圧の中で11年連続の日本一をチームにもたらすことはできるのか。

　奄美大島出身の16歳・重村鴻之介は、将来の横綱候補と期待される。圧倒的な強さで小学校・中学校で全国優勝し、もっと強くなるため大阪にやってきた。「土俵にあがれば年齢は関係ない。高校日本一になりたい」と語り、1年生でインターハイで頂点を目指した。

　9歳の小学生・村上聖奈は、スーパーゴルフ少女。昨年は世代別の日本代表に選出され、世界大会も制した。プロゴルファーを目指し、平日は5時間、休日は12時間クラブを振り続ける。その夢を応援する父は一軒家を購入し、練習スペースまで作ってしまった。弱点はメンタル。「もう泣かない」と誓い、全国制覇に挑んだ。