<全国高校ラグビー大会:山梨学院43−0青森山田>◇1回戦◇27日◇大阪・花園ラグビー場
山梨学院が、トンガ人留学生4人を擁す青森山田に快勝し、2度目の挑戦で花園初勝利を飾った。
立ち上がりから主導権を握り、前半6トライを挙げた。先制トライは平均体重100キロ超えのFWを軸に、相手陣で優位に試合を進めた前半3分だった。ニュージーランド人留学生、フッカーのリアム・へンダーソン(3年)が、力強い突破から相手選手をなぎ倒して初得点。同11分、今度は自慢のモールで押し込んで連続トライを奪った。さらに、同18分からトンガ人留学生、CTBパエア・フォトフィリ(3年)が2連続トライするなどで着実に加点、38−0で折り返した。
後半は、青森山田が修正した守備に攻めあぐんだ。だが、同18分、苦しみながら、頼みのモールで押し込んでトライ7個目を奪う圧勝だった。
前半、後半ともにトライした佐野涼太(3年)は、「花園前から、フォワード中心のチームと言っていたので、フォワードで圧倒できてよかった。特に(青森山田の)8番の選手(アホ・アントニオ)がキープレーヤーだったんで、そこをどうにか止めてやろうっていうの考えてました」。
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2年生から日本代表を務めた世代屈指の選手率いるチームへの完封勝ちをかみしめた。
主将のプロップ・渡辺侑(あつむ、3年)は、「1勝に満足することなく、上を目指したい。ベスト4の目標に向けて頑張りたい」と意気込んだ。【中島麗】
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