【高校ラグビー】前回4強の佐賀工初戦突破 中辻大凱主将「最後は一番成長したと」次戦はシード校

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2024年12月27日 16:12  日刊スポーツ

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松山聖陵対佐賀工 前半、右中間へトライを決める佐賀工・塚本(撮影・上田博志)

<全国高校ラグビー大会:佐賀工29−19松山聖陵>◇1回戦◇27日◇大阪・花園ラグビー場



前回大会4強の佐賀工が、6大会連続で初戦突破を決めた。試合後、枝吉巨樹監督(49)は厳しい表情で「タイトなゲームでした。ちょっと気負い過ぎているかなって感じもするんですけど…。こっちがばたつくような感じに持っていく、松山聖陵さんのうまさを感じました」と振り返った。


前半3分。WTB塚本翼(3年)が右中間へ先制のトライを決めた。7−5の同19分は高校日本代表候補でWTB内田慎之甫(しんのすけ、3年)が左中間へトライ。前半で3トライを奪い、主導権を握った。


17−7で突入した後半は計2トライを挙げ、伝統のモールなどセットプレーで押し切るシーンもあった。NO8中辻大凱(たいが)主将(3年)は「自分たちはモールで勝てなかったら試合は苦しくなる。セットプレーにこだわってます」と胸を張った。


予期せぬアクシデントもあった。後半3分に内田が負傷交代した。枝吉監督は「もともと足が良くなくて。本人が『違和感出た』と言ったので。やっぱり彼のパフォーマンスは2人、3人分はあります。決定力もあるんですけど、こればかりは本人のコンディションと確認したい」と語った。次戦は30日にBシード東海大大阪仰星と対戦する。中辻主将は「自分たちはシードじゃないので注目もされていないと思う。そこで勝ったら評価も上がると思う。最後は一番成長したと言われるように頑張っていきたい」と決意をにじませた。【佐藤究】

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