実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、大阪府在住63歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:63歳女性
同居家族構成:本人のみ
居住地:大阪府
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:700万円
現在の金融資産:預貯金500万円、リスク資産2000万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金(加入年数は不明)、厚生年金11年
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし老齢厚生年金(厚生年金):3万5500円(特別支給の老齢厚生年金)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
年金以外の収入:なし
ひと月の支出:約15万円
「もっと貯めたかったが、現役時代は精一杯だった」
現在、およそ預貯金500万円、リスク資産2000万円を保有しているという今回の投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「現役時代にもっと貯めておけばよかった」と回答。
その理由として、「営業職だったので、もっと老後の事を考えて頑張るべきだったと思う半面、その当時は精一杯がんばってたよな……とも思います。離婚してから働いたので子どもにお金がかかりました」と語っています。
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「老後資金として十分な金額は8000万円」
現役時代は、老後資金として「5000万円」貯めることを目標にしていたそう。「老後2000万円問題があったので最低でもそれくらいは必要だと思っていました。でも、子どもたちの結婚式や孫が産まれたら何かとしてあげたくなるし……気持ち良く過ごすのにはこれくらいは持っておきたいなぁとは考えていました」と投稿者。
しかし実際に年金生活を過ごしてみると、十分な老後資金として「8000万円」はほしいと感じているといいます。
「もっと若いうちからお金の勉強をしておけば良かったと後悔しています。株は20代からしていましたが山一證券の(経営破綻)問題があってから気持ちが離れてしまって……。めげずに勉強しておけば、今はもっと裕福だったかも笑」とあります。
「日々の生活には満足だが、非常時が不安」
今の生活についての満足度は「普通」と投稿者。
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老後資金に不安を抱えている現役世代には、「現役世代の方は色々給付もあり良いかな?とも思いましたが頑張っても賃金が安いし、支払うものが多いですよね。でも『若さ』が1番の特権だと私は思います! 『今、それぞれの年齢で出来る事』をまず楽しむ事だと思います。先のことなんて誰もわからないんですから」とメッセージを残されていました。
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(文:あるじゃん 編集部)